「明治 ザ・チョコレート」にみる競合排除のパッケージ戦略 PCやスマホ関連製品の場合は?:牧ノブユキの「ワークアラウンド」(1/2 ページ) 近年、食品コーナーのチョコレート売場で、ちょっとした異変が起こっているのをご存じだろうか。ある新製品が売場に大量導入されたことによって、既存の棚割りが一から見直される事態になっているのだ。 その新製品というのは、明治の「明治 ザ・チョコレート」だ。正確には新製品ではなくリニューアルなのだが、カカオ豆の違いを全面に押し出したラインアップが爆発的なヒットとなり、今やどの販売店のチョコレート売場を見ても、そのクラフト調のパッケージを目にすることができる。 ここで注目したいのは、パッケージがこれまでのチョコの横意匠ではなく、縦意匠だったという事実だ。そしてこのことは、同製品がここまで大きなヒットとなり、かつ継続して売れ続けている大きな理由だと筆者は見ている。