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カール・セーガン 書籍の検索結果1 - 8 件 / 8件

  • 『三体』(早川書房) - 著者:劉 慈欣 翻訳:大森 望,光吉 さくら,ワン チャイ - 大森 望による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:劉 慈欣翻訳:大森 望,光吉 さくら,ワン チャイ出版社:早川書房装丁:単行本(448ページ)発売日:2019-07-04 ISBN-10:4152098708 ISBN-13:978-4152098702 内容紹介: 物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。中国で社会現象となったアジア最大級のSF小説、ついに登場! 本書に始まる《三体》三部作は、本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞に輝いた、現代中国最大のヒット作です。日本でも発売後一週間足らずで9万部を記録、勢いを増しながら全国を席巻中。そ

      『三体』(早川書房) - 著者:劉 慈欣 翻訳:大森 望,光吉 さくら,ワン チャイ - 大森 望による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    • 東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』第1回(全6回)l

      2022年09月29日17:00 by 東京創元社 東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』第1回(全6回) カテゴリSFファンタジイ・ホラー 【はじめに】 創元SF文庫は来年2023年、創刊60周年を迎えます。 1963年9月に創元推理文庫SF部門として誕生し、フレドリック・ブラウン『未来世界から来た男』に始まり、1991年に現行の名称への改称を挟んで、これまでに700冊を超える作品を世に送り出してまいりました。エドガー・ライス・バローズの《火星シリーズ》やE・E・スミスの《レンズマン》シリーズをはじめ、ジョン・ウィンダム、エドモンド・ハミルトン、アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインライン、レイ・ブラッドベリ、J・G・バラード、アン・マキャフリー、バリントン・J・ベイリー、ジェイムズ・P・ホーガン、ロイス・マクマスター・ビジョルド、そして近年にはアン・レッキーやN・K・ジェミシン

        東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』第1回(全6回)l
      • 書評 「魚にも自分がわかる」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

        魚にも自分がわかる ──動物認知研究の最先端 (ちくま新書) 作者:幸田正典筑摩書房Amazon 本書は最近毎年のように動物行動学会でホンソメワケベラの認知能力(特に鏡像自己認知能力)について驚きの発表を行っている幸田正典の手になる一冊.まさにそれら一連の研究結果がまとめられた書籍になる. 冒頭の「はじめに」において,10年前に「魚が鏡像自己認知できる」ことを発見したが,それは当時常識を逸脱した内容とされ,なかなか受け入れられなかったこと,そして当時はガリレオの心境だったことが述べられている.しかし著者はこれを乗り越えて,追試を含めて次々に驚きの発見を続けていく.本書のその発見と主流への挑戦の物語りになる. 第1章 魚の脳は原始的ではなかった 第1章は物語の前段である,「なぜ『魚などに鏡像自己認知できるはずがない』という『常識』が形成されていたのか」が解説される.それは脊椎動物の脳について

          書評 「魚にも自分がわかる」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
        • 【ホーキング、宇宙を語る①】車椅子の科学者。科学者の楽屋話とも言えるエピソードも。世界で一千万部売れた大ベストセラー😊 - カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

          こんにちは、カタツムリ系です🐌 ホーキング博士の本は、とにかく容赦がないイメージありました。要は、議論のレベルの高さ、数式の使用頻度に容赦がないという意味です💦同じく理論物理学者のペンローズ卿↓と組んで研究したこともあるそうですが、この方も、やはり、容赦ありません💦 そんな思いがあったので、文庫本化されているほど一般化した書籍とは言え、恐る恐る手に取りました↓ 出典はアマゾンさん。 私の先入観はことごとく間違いで、強烈に面白かった‼️この書籍が刊行されたのは1988年ですが、全世界で一千万部売り上げたとか😊 ———————————————————————— 【目次】 最初は軽く、物理ジョークから カール・セーガンというテレビでも有名だった物理学者のまえがきから。この本をひとことで。 ニュートンの万有引力とリンゴ 無限とか時間とかに関する、昔の賢人の解答例 相対論には、ヒルベルトとい

            【ホーキング、宇宙を語る①】車椅子の科学者。科学者の楽屋話とも言えるエピソードも。世界で一千万部売れた大ベストセラー😊 - カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)
          • 人間は死んだらどうなるの?「死」をテーマにした本5冊。 - 生活百花

            おはようございます。今回は「死」について書かれた本で、おすすめの5冊を紹介させていただきたいと思います。 「死」って、誰もが一度は考えて怖くなったりしますよね。そんな時、自分ひとりで悶々と悩むよりも、世界中の「死」について考えた偉人たちの言葉や、科学的な考察に触れることで、何か得られるものもあるはず。 という意味で、今回は特におすすめの本をピックアップさせていただきました。 1.Newton別冊『死とは何か』 Newtonという科学雑誌の中から「死」に関する話を集めた一冊。 とにかく内容が濃くて面白いです。「死」を語る上でこれは外せないな、という知識が凝縮されています。 そして何より、最後の養老孟司先生へのインタビューは絶対読んでほしいですね。人間は代謝によって常に入れ替わっている、「死」とは社会的に定義されたものに過ぎない、という話です。 もし興味を持たれた方は養老先生の他の著作も読んで

              人間は死んだらどうなるの?「死」をテーマにした本5冊。 - 生活百花
            • 【#三体ニュース】いよいよ発売! 翻訳・大森望氏によるあとがきを公開!|Hayakawa Books & Magazines(β)

              いよいよ劉慈欣『三体』が発売となりました! 話題沸騰、発売前に重版も決まった本作。本日の「#三体ニュース」では、本作の翻訳をつとめた大森望氏によるあとがきを公開します! 訳者あとがき 大森 望 たいへん長らくお待たせしました。現代SFの歴史を大きく塗り変えた一冊、劉慈欣(りゅう・じきん/リウ・ツーシン)『三体』の、中国語版原書からの全訳をお届けする。 小説のテーマは、異星文明とのファーストコンタクト。カール・セーガンの『コンタクト』とアーサー・C・クラーク『幼年期の終り』と小松左京『果しなき流れの果に』をいっしょにしたような、超弩級の本格SFである。 題名の「三体」とは、作中でも説明されているとおり、天体力学の "三体問題" に由来する。三つの天体がたがいに万有引力を及ぼし合いながらどのように運動するかという問題で、一般的には解けないことが証明されている(ただし、特殊な場合には解けることも

                【#三体ニュース】いよいよ発売! 翻訳・大森望氏によるあとがきを公開!|Hayakawa Books & Magazines(β)
              • 書評 「Rationality」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                Rationality: What It Is, Why It Seems Scarce, Why It Matters 作者:Pinker, StevenAllen LaneAmazon 本書はピンカーによる「合理性」についての一冊.ピンカーは「The Better Angels of Our Nature(邦題:暴力の人類史)」,「Enlightenment Now(邦題:21世紀の啓蒙)」において,世界がより良い方向に向かってきたこと,そしてそのコアには啓蒙運動があることを語ってきた.その啓蒙運動の大きな柱が合理性ということになるが,合理性をめぐって近年様々な懐疑論がはびこっている現状を受けて今回「合理性」を取り上げたということになる.そのあたりの背景は「What it is, Why it seems scarce, Why it matters 」という副題によく表されている.本

                  書評 「Rationality」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                • 『2001  キューブリック クラーク』 | 荒野に向かって、吼えない…

                  マイケル・ベンソン著 『2001  キューブリック クラーク』 スタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラーク、二人が接触を持ってから映画公開後まで、『2001年宇宙の旅』の成立からその余波までを詳細に描いたメイキング本である。 少しでも『2001年宇宙の旅』に関心がある人なら読んで損はないものになっているのは言うまでもないが、もしそうでないとしても、すでに伝説と化している製作過程、そして個性的な人物のエキセントリックなエピソードの数々を楽しむことができるだろう。 登場回数は少ないがコミックリリーフ的役割を担わされたのがカール・セーガンである。クラークと交遊のあったセーガンは、まだ映画がどのようなものになるのか全く分からない時期にキューブリックと会った。その十年後にセーガンは自分が映画に貢献したことを誇る文章を書いたが、これは事実関係として間違いだらけなうえに、セーガンが言う地球外生命

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