“音楽の聖地”として長く親しまれてきた「中野サンプラザ」(東京・中野区)が2日、建物の老朽化に伴う再開発のため50年の歴史に幕を下ろした。 1973年に「全国勤労青少年会館」として、結婚式場やプール、スポーツジムなどを兼ね備えた複合施設としてオープン。中野サンプラザはキャパ2000人を擁する、国内最大級のコンサートホール(当時)として、多くのミュージシャンに愛されてきた。美空ひばりから「モーニング娘。」、松任谷由実、奥田民生までこのステージに上がったミュージシャンは挙げ出したらキリがない。 2日放送の「サンデージャポン」(TBS系)では、同地が自身の名前の由来になっている爆風スランプのサンプラザ中野くんが出演し、同地をしのんだ。音楽ジャーナリストの神舘和典氏はこう話す。 「僕が小学校5、6年の頃でしたが、練馬に住んでいたので、三角形の建物がどんどん建っていくのが家から見えたんですよ。まさに