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ハロルド・ブルームの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • ド・マン、デリダと語り合った日々:私の謎 柄谷行人回想録⑪|じんぶん堂

    記事:じんぶん堂企画室 ポール・ド・マン(左端)と柄谷さん(右)。中央は、作家の冥王まさ子さん。イェール大学近くのカフェの前で。「78年だと思う。同席していたデリダが撮影したんじゃないか」と柄谷さん=パトリシア・ド・マンさん提供 書籍情報はこちら ――ポール・ド・マン(1919~83)との関わりについて、もう少し聞かせてください。ド・マンは、フランスの哲学者ジャック・デリダ(1930~2004)の“脱構築”を文学批評に展開してイェール学派の中心人物としてアメリカの文学界で大きな影響力を持つようになりますが、柄谷さんが渡米した1975年時点の実感としては、どうでしたか。 柄谷 まだイェールでも知る人ぞ知る存在ですよ。アメリカ国内で知られるようになっていくのは、80年前後じゃないですかね。僕は名前も知らなかった。だから、ド・マンに認められてうれしかったというのも、彼が有名だからとか何とかいうよ

      ド・マン、デリダと語り合った日々:私の謎 柄谷行人回想録⑪|じんぶん堂
    • 翻訳家・黒原敏行に訊く故・コーマック・マッカーシーの凄み「徹底したリアリズムによって描かれた世界は現実さえも幻影となる」

      アメリカの大物作家、コーマック・マッカーシーが6月13日に亡くなった。彼の作品はコーエン兄弟の映画『ノーカントリー』をはじめ、『ザ・ロード』など映像化された作品も多く、映画からコーマック・マッカーシーという作家を知る人も少なくない。 彼の紡ぐ物語には強い暴力性とともに倫理観や道徳といった観念への諦めにも似た世界観が広がっており、マッカーシー作品の大きな魅力である。また読点や会話文に鍵カッコを用いない特異な文章世界も特徴で、特別な読書体験を与えてくれる中毒性の高い作品ばかりである。長年、コーマック・マッカーシーの独特な作品世界を巧みな翻訳で国内に紹介し続けている翻訳家・黒原敏行氏に、マッカーシー作品の魅力と、それぞれの作品についてお話を伺った。 (取材・構成=すずきたけし) ■コーマック・マッカーシーの作家性 © Beowulf Sheehan ——今回はコーマック・マッカーシーの作品を訳し

        翻訳家・黒原敏行に訊く故・コーマック・マッカーシーの凄み「徹底したリアリズムによって描かれた世界は現実さえも幻影となる」
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