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フランツ2世 世界史の検索結果1 - 4 件 / 4件

  • nix in desertis:2021受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(慶應大・早稲田大)

    今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。本記事で言及する「受験世界史の範囲」は,「山川の『用語集』に頻度①でもいいからとりあえず記載があるもの」とした。

    • 今、ベートーヴェンを聴く意味とは。交響曲 第5番〝運命〟より第2~4楽章 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

      第1楽章冒頭の自筆譜 自由・平等・博愛を追求した作曲家 ベートーヴェンの、あまりにも有名な交響曲 第5番 ハ短調〝運命〟。今回は、第2楽章から最後まで聴きます。 ベートーヴェンの音楽は、ハイドン、モーツァルトの影響を大きく受け、その基盤の上に成り立っていますが、音楽の個性はかなり違っています。 一番の違いは、彼自身の感情や思いというものが、かなり強く反映されているということです。 また、そこには社会性、特に、貴族社会から市民社会へという世界史の転換期にあった時代精神も大きく盛り込まれています。 先輩であるモーツァルトは、時代の転換に直面した最初の作曲家で、身分差別に反発し、宮廷を飛び出して自由な音楽家としての生活を志向しました。 そして、広がる啓蒙思想や自由、平等、博愛という理念を、『フィガロの結婚』や『魔笛』といった作品に盛り込みましたが、フランス革命の進展を見ることなく、世を去りました

        今、ベートーヴェンを聴く意味とは。交響曲 第5番〝運命〟より第2~4楽章 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
      • 国王に大喝采を浴びた、ベルリンのベートーヴェン。『2つのチェロ・ソナタ 作品5』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

        チェロ・ソナタ作品5をベートーヴェンと初演したジャン=ルイ・デュポール ベートーヴェンがたどるバッハ巡礼の旅 初の長旅に出た若きベートーヴェン。 1796年4月半ば頃、かけがえのない出会い、そして名声を獲得したプラハを後にして、次の目的地に向かいます。 彼を旅に連れ出したリヒノフスキー侯爵は、すでにウィーンに戻っていました。 最初はベルリンまでベートーヴェンを連れていって、プロイセン王に引き合わせる予定だったはずですが、所用ができたものと思われます。 ベートーヴェンはここからは一人旅になりますが、侯爵は十分にお膳立てしてくれていたと見えて、行程に支障はありませんでした。 次の目的地は、ザクセン選帝侯の都、ドレスデン。 到着したのは4月23日でした。 当時の選帝侯は、バッハがロ短調ミサやカンタータを捧げて、宮廷楽長の称号を求めたフリードリヒ・アウグスト2世の孫、フリードリヒ・アウグスト3世(

          国王に大喝采を浴びた、ベルリンのベートーヴェン。『2つのチェロ・ソナタ 作品5』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
        • フランスから王様がいなくなった日。~マリー・アントワネットの生涯55。モーツァルト:オペラ『クレタの王イドメネオ』第3幕(4) - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

          スイス:ルツェルンの「瀕死のライオン像」 どんどん過激になる革命 国王一家が変装して国から逃亡するという、前代未聞のヴァレンヌ事件は、王の運命を決めただけでなく、歴史の画期となりました。 この事件がなければ、フランスは今でも王国だったかもしれません。 EU体制となった今でも、ヨーロッパには数多くの王国があります。 英国(EUから出てしまいましたが)、オランダ、ベルギー、スペイン、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー。 小さい君主国、ルクセンブルク、モナコ、リヒテンシュタインもあります。 この逃亡事件で信を失ったのは王家だけでありません。 国民議会を構成していた貴族や裕福な市民は、王権に制限をかけ、王が絶対権力を奮って自分たちの権益を侵害することさえなくなれば満足で、王政そのものまで無くすことは考えていませんでした。 しかし、この逃亡は、もともと権益など持っていない労働者階級の怒りに火をつけ

            フランスから王様がいなくなった日。~マリー・アントワネットの生涯55。モーツァルト:オペラ『クレタの王イドメネオ』第3幕(4) - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
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