2020年シーズン開幕から2週間が経過し、各球団にやってきた新外国人選手の「明暗」が分かれている。 “助っ人”と言われる外国人選手はチームの浮沈を左右する存在だ。一方、日本のプロ野球は“4A”と表現されるほど高い水準にあり(※メジャーリーグ未満、3A以上という意味)、外国人が適応するのは決して簡単ではない。 「日本人選手がメジャーに行くと、『マウンドの違いは大丈夫ですか?』『ボールは滑りませんか?』とメディアの人は気にしてくれるけど、同じことを外国人選手には誰も言ってくれない。みんな、逆のアジャストを求められるんですよね」 そう語るのは、スポーツ選手のマネジメントなどを手がける米オクタゴン社でアジア担当部長を務める長谷川嘉宣氏だ。同氏は元巨人のマイルスズ・マイコラス(現カージナルス)やブライアン・ウルフ(元日本ハムなど)ら数十人の選手を担当してきた。 外国人選手の目利きである長谷川氏から見