NHKで災害担当デスクをつとめています、金森大輔です。生まれも育ちも伊豆大島です。 10歳のころに体験した、伊豆大島の噴火災害と全島避難の鮮烈な記憶について以前こんなnoteを書きまして、たくさんのお便りをいただきました。 私たち災害報道の担当者の目的は、 報道によって命を救うこと、被害を減らすこと です。 だから台風!豪雨!暴風!地震!噴火!大雪!などの大規模な災害が起きたとき、私たちは「いま何が起きているか」だけでなく、必ず「命を守るためにみなさんにどう行動してほしいか」を伝えます。 一方で私たち報道機関がテレビやラジオ、ネットなどを通じて「避難してください」と呼びかけても、どうしても届かないところがある、限界があるということも常に感じています。 ご家族や知人からも「すぐ逃げなきゃだめだよ!」と呼びかけてもらえたら、より確実に命を守ることにつなげられます。 そう考えると、実は気象災害に