今週、2024年5月第3週は、米OpenAI(オープンAI)と米Google(グーグル)が相次ぎ、生成AI(人工知能)の新機能を発表した。しかし期待されながらもリリースされなかった機能があった。生成AIが様々なアプリケーションをユーザーに代わって操作する「生成AIエージェント」だ。 今の生成AIの主役は「チャットボット」であり、ユーザーの指示(プロンプト)に対して返事をしてくれるだけだ。しかし生成AIエージェント(AIエージェントとも呼ばれる)は外部のプログラムをAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)やUI(ユーザーインターフェース)経由で操作できるので、ユーザーの指示に従って様々な作業をしてくれる。 ユーザーに代わって「商品の返品」を処理 実際にグーグルのSundar Pichai(スンダー・ピチャイ)CEO(最高経営責任者)は2024年5月14日(米国時間)に開催