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倉橋由美子 夫の検索結果1 - 7 件 / 7件

  • 必読書コピペにマジレスしてみる・自分のオススメ41冊編(2)

    戻る→anond:20210301080105 倉橋由美子「聖少女」あまり男性が女性がとは言いたくないのだが、女性作家の描く知的に早熟な少年たちというのは、エルサ・モランテの「アルトゥーロの島」なんかでもそうなんだが、男性が描くときはまた違った魅力を発する。サリンジャーの知的で論理的に自分を追い詰める子供たちとはまた別の硬さがあってよい。新城カズマ「サマー/タイム/トラベラー」の高度に知的でありながら情緒は年相応な少年少女もいい。 さておき、これは近親相姦のお話なのだが、印象に残っている描写は次の通り。主人公たちの仲間に大食漢の男がいて、しばしば生肉を弁当の代わりに食らっている。回りの女子生徒たちも面白がって彼に餌付け(?)していたのだが、ある女子生徒がブルマーを入れていた袋の中に隠していたウサギを、生きたままで彼に与えた。血まみれで凄惨な場面でありながらも、大食漢は実においしそうに平らげ

      必読書コピペにマジレスしてみる・自分のオススメ41冊編(2)
    • Cakes連載『新・山形月報!』

      ずいぶん間が空いた山形月報ですが、今回は文学好きの間では話題ながらも難物と言われるコーマック・マッカーシー遺作2部作を中心に、ホームズの格闘術と、財政金融政策の話。文学にネタのような真面目な格闘術、さらには経済話といつもながらバラバラですが、さて、どんな話になるでしょうか! ずいぶん間が開いた (一年以上かよ!)。いつもながら、採りあげるつもり満々の本が一冊あって、それをどう料理しようか考えるうちに、ずるずる先送りになってしまうというありがちな話ではあります。 で、今回扱うのは、それではない。 コーマック・マッカーシーの遺作となる2部作『通り過ぎゆく者』『ステラ・マリス』だ。 マッカーシー『通り過ぎゆく者』 コーマック・マッカーシーは、現代にあって、本当の意味での文学を書けた数少ない作家の一人だ。そして、それは文学というものの意義が変わってきた現代では、決して容易なことではない。 村上龍は

        Cakes連載『新・山形月報!』
      • 津原泰水の本棚 - ラヂオデパートと私

        リブロ渋谷店にて先々月から先月いっぱい開催され、好評を得ました「津原泰水の本棚」。そこで配布されましたリーフレットの内容を、ここに転記します。 実際に書棚を眺めることはせず、すべて記憶から引き出しておりますので、もし内容にまつわる勘違いなど御座いましたら、陳謝致します。 *** 好きな本を列挙しているときりがないので、基本的に一作家一作、二十代までに読んで「津原泰水」を形成してくれた本、という制約をみずから設けました。三十以降に読んだけれど、いまなお入手可能であることを知り、つい嬉しく……という本もすこし加わっています。 〈国内篇〉はまるで教科書の文学史年表のようなセレクション、〈海外篇〉はSFが結構な比率を占めるという、自分でも意外な結果となりました。まず父親が集めていた文学全集で小説に触れ、大学時代は「二日に三冊」のペースで海外SFを勉強していたことを思い出すに、順当な結果とも申せます

          津原泰水の本棚 - ラヂオデパートと私
        • 大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記

          1850年 曾祖父・八三郎生まれる。 1855年(安政2)内ノ子騒動 1866年(慶應2)奥福騒動 1894年(明治27)父・好太郎生まれる。祖母はフデ。 1902年(明治35)母・小石生まれる。 1914年(大正3)20歳の父と12歳の母が結婚。 1919年(大正8)祖父この頃死ぬ。数え五十歳。 1923年( 12) 姉・一生まれる。 1924年4月24日、好太郎、明智新六らと大瀬革進会を結成、総選挙で窪田文三を応援と決定する。(史料愛媛労働運動史4巻、124p、愛媛新報) 1929年(昭和4)長兄・昭太郎生まれる。 ? 次兄・清信生まれる。 1933年、姉・重子が生まれる。 5月15日、伊丹十三(池内義弘)生まれる。 1935年1月31日 愛媛県喜多郡大瀬村に生まれる。父は大江好太郎、母は小石。長兄・昭太郎(燃料商、歌人)、次兄・清信。姉二人、弟・征四郎、妹一人。父は製紙原料商で、ミツ

            大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記
          • 【夫のちんぽが入らない】衝撃的なタイトルの壮絶な結婚生活の記録です - きれいの秘密を見つけよう♪:楽天ブログ

            2021/06/12 【夫のちんぽが入らない】衝撃的なタイトルの壮絶な結婚生活の記録です テーマ:楽天ブックス(320068) カテゴリ:私の本棚 商品を見る→夫のちんぽが入らない こだま 講談社文庫 660円 『夫のちんぽが入らない』は 主婦ブロガー・こだまさんの実体験を元にした私小説。 衝撃的なタイトルに驚かされますが エロスは一切なく 壮絶なエピソードが淡々と綴られている。 彼女は同じアパートの先輩と付き合うが 初めてベッドを共にしたとき 彼のちんぽが入らなかったのである。 初体験の相手とは問題なくできたのに。 オイルを塗っても激痛が走り シーツが血まみれになるのでどうしてもダメ。 それでもいつかは入るという願いを込めて 彼女は先輩と結婚する。 しかし、それは壮絶な結婚生活の始まりだった。 夫は風俗に、彼女は不倫に走るなど悩み苦しみ 困難に直面する夫婦。 しかし、最終的には 2人だけ

              【夫のちんぽが入らない】衝撃的なタイトルの壮絶な結婚生活の記録です - きれいの秘密を見つけよう♪:楽天ブログ
            • 講談社文芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

              2023年11月30日時点での既刊及び刊行予定の講談社文芸文庫全1,307点(日本1,235点/海外72点、ワイド版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 編者、訳者は一部を除き割愛した。 【日本文学】 阿川弘之『舷燈』 阿川弘之『青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集』 阿川弘之『鮎の宿』 阿川弘之『桃の宿』 阿川弘之『論語知らずの論語読み』 阿川弘之『森の宿』 阿川弘之『亡き母や』 阿部昭『単純な生活』 阿部昭『大いなる日/司令の休暇』 阿部昭『無縁の生活/人生の一日』 阿部昭『千年/あの夏』 阿部昭『父たちの肖像』 阿部昭『未成年/桃 阿部昭短篇選』 青柳瑞穂『ささやかな日本発掘』 青柳瑞穂『マルドロオルの歌』 秋山駿『知れざる炎 評伝中原中也』 秋山駿『舗石の思想』 秋山駿『内部の人間の犯罪 秋山駿評論集』 秋山駿『小林秀雄と中原中也』 青山二郎『鎌倉文士骨

                講談社文芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
              • 作家・翻訳家アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』―プラハと東京を文学の力で共振させる若き才能

                処女作『シブヤで目覚めて』がチェコでベストセラーになり、邦訳 (河出書房新社)も注目されているアンナ・ツィマさん。いまは東京で研究生活を送るツィマさんに、作品の背景と日本との関わりについて聞いた。 アンナ・ツィマ Anna CIMA 1991年、プラハ生まれ。カレル大学日本研究学科を卒業後、日本に留学。2018年、チェコで刊行した『シブヤで目覚めて』で作家デビュー。同書でチェコ最大の文学賞であるマグネジア・リテラ新人賞、イジー・オルテン賞、「チェコの本」文学賞を受賞。日本文学の翻訳家としても活躍。 プラハのヤナと渋谷のヤナ みずみずしくポップな青春小説であると同時に、時を超えてプラハと東京を結ぶ「二都物語」でもあり、日本文学への招待でもある―そんな斬新で多層的な仕掛けの物語が、アンナ・ツィマさんのデビュー作『シブヤで目覚めて』だ。3年前にチェコで刊行されるや若い読者の支持を得てベストセラー

                  作家・翻訳家アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて』―プラハと東京を文学の力で共振させる若き才能
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