地元北海道に帰り、モリ夫はローカルタレントとして新たな芸人人生を歩み始める。そして見つけた「スナック」という聖地。 「テレビという狭い世界の話」に私生活までぐちゃぐちゃにされ、ノイローゼ寸前まで追い詰められたモリ夫は今、スナックのカウンターで、かつて自分を苦しめたテレビの世界の話を優しく紡ぐ。 伝説となった月亭方正(旧芸名:山崎邦正)との対決、岡村隆史の結婚に思うこと……女性芸人は「テレビという狭い世界の話」とどう付き合うべきなのか。 (全3回中の3回/1回目から読む) ◆ ◆ ◆ 「光浦さんに甘えてばっかじゃいけない」とスナック開業 ——なぜ北海道でタレントをしながらスナックも開店することになったのですか? モリ夫 やっぱりMCなんですよね。MCができたら夕方の帯番組も任せられると思うんですけど。地元の仲いいディレクターにも「もうレポーターっていうキャリアじゃないしさ、使いづらいんだよね