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加藤周一 羊の歌の検索結果1 - 4 件 / 4件

  • おすすめ新書リスト200|高見温| On Takami

    とりあえず読んで良かった新書を羅列していきます。人文系に偏っているのは、性格上仕方がないのでご理解ください。とりあえず質うんぬんは大学院から考えて、インプット型の読書は量に限ります。 岩波新書・マイケル・ローゼン『尊厳』 ・スティーブン・グリーンブラット『暴君』 ・原武史『平成の終焉』『昭和天皇』 ・赤江達也『矢内原忠雄 戦争と知識人の使命』 ・山田隆司『名誉毀損』 ・岡本薫『著作権の考え方』 ・川島武宣『日本人の法意識』 ・諸富徹『グローバル・タックス』 ・枝廣淳子『地元経済を創りなおす』 ・渡邊泉『会計学の誕生』 ・志賀櫻『タックス・イーター』『タックス・ヘイブン』 ・宇沢弘文『経済学の考え方』 ・高島善哉『アダム・スミス』 ・菊地暁『民俗学入門』 ・山出保『まちづくり都市金沢』『金沢を歩く』 ・井戸まさえ『日本の無戸籍者』 ・栗原俊雄『勲章 知られざる素顔』 ・山田登世子『贅沢の条件

      おすすめ新書リスト200|高見温| On Takami
    • 2022年の初めにガンダムと小松左京と加藤周一と方丈記を思い巡らせたこと - 失われた世界を探して

      先の世界大戦が終わってから生まれた人が、8割になるという。 どっかの大学の学生の4割は日本がアメリカと戦争したことを知らないという。 まぁ今は子供の6割が大学生になるらしいので、数十年前の小学生時代を思い出し、懐かしい面々を思い出し、う~ん、今やクラスの半分以上が大学生になるのか、じゃあその半分弱はあんまり勉強が好きじゃないタイプだね、なんて類推し、そんな調査結果になっても当たり前と頷けるのだが、あんなにとんでもない事が起こったとしても、あんなにひどい不幸があんなにたくさんの人々の人生を奪ったとしても、たった数十年で人々の記憶から薄れ、何事もなかったかのように世の中は動いて行く。諸行無常である。 同時に、学ばない人間と言う種の限界なのかとも思う。 だから、ガンダムってコンセプトが凄かったんだな、なんて思う。結局、「人間と言う種の限界」があの子供時代に熱中したアニメのテーマだった。子供ながら

        2022年の初めにガンダムと小松左京と加藤周一と方丈記を思い巡らせたこと - 失われた世界を探して
      • 故郷を思い出したので自分語りしてみる。

        ふと生まれ育った町の情景を夢で見て、多少思うところがあったので気持ちを書き留めようと思う。 静かな入り江から小さな漁船が海の彼方へ消えゆくような、そんな夢だった。 最近よく見かける「田舎で非知識階層に囲まれて育ったけど、地元に馴染めずなんだかんだで都会に出てきて過去やホームタウンを思い返すたびに多少絶望する」という散文的な自分語りであることを先に断っておく。 ただの個人の経験であり、エスノグラフィのようなものだと思って読んでもらえれば嬉しい。 この日記の結論はこうだ。 確かに「東京の人間が想像することも出来ないような社会」が日本のどこかには必ずあって、学ばないことが規範と化して社会が再生産されているということ。 自分は東海地方の海沿いの寂れた漁師町に生まれた。 名古屋まで電車で1時間半以上、文化的な施設といえば聞いたことのない演歌歌手がたまに来る小さな市民ホールと、小さな本屋が2軒あった。

          故郷を思い出したので自分語りしてみる。
        • 日本の思想:ユニークな思想家たち

          日本の思想について丸山真男は、基本的には外国の思想の受け売りであって、外国から輸入した思想に多少色を添えて、それで以てお茶を濁してきたというようなことを言った。これは古代から一貫した日本人の態度であって、近代になっても何ら変わらなかったと丸山は言う。近代になると、思想の輸入のサイクルが短くなって、めまぐるしいほど多くの思想が最新モードだと言って輸入された。面白いことに、新しい思想が輸入されると、それをありがたがるあまり、古い思想はお役御免になる傾向が強かった。そこから思想の価値は、新しいほど増すと考えられるようになった。 たしかに、日本の思想について、こういうことが指摘できるかもしれない。その最もよくない影響は、日本人が自分の頭でものを考えなくなるということだ。そこから、ヨーロッパでは思想界といわれるようなものが、日本では思想業界と、自嘲的に言われるようにもなる。これは実に嘆かわしいことと

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