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堺屋太一 油断 あらすじの検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 12 バクテリア・ハザード(「ペトロバグ」改題) 高嶋 哲夫 (2002) - 小説を 勝手にくくって 20選!

    バクテリア・ハザード【電子書籍】[ 高嶋哲夫 ] 価格: 1001 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 天才科学者・山之内明が発明した「ペトロバグ」。それは、石油を生成するとてつもない細菌であった。世界の石油市場を根本から覆し、戦争にまで発展しかねない脅威を感じた石油メジャーとOPEC(アラブ)の双方から、山之内殺害およびペトロバグ略奪の指令が発せられた。さらにペトロバグが恐るべき細菌であることが判明し、その強力さゆえに人類の危機をも引き起こす可能性をはらんでいた。 【感想】 高嶋哲夫は日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)の研究員を経て米カリフォルニア大に留学した技術者。その知識から、日本を舞台としたクライシスを「あの手この手」を使って数多く作り出して作品を刊行している。ちなみに本作品を描く上で調べた細菌や感染症、そしてパンデミックの知識が「中国で強毒性新型インフルエンザが出現し、東

    • 4 油断 堺屋 太一 (1972) - 小説を 勝手にくくって 20選!

      油断!【電子書籍】[ 堺屋太一 ] 価格: 629 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 突然、中東からの石油輸入が断たれた。エネルギー源の多くを石油に頼り、その石油のほとんどを輸入に頼る日本への影響は計り知れない・・・・ 現実の政府プロジェクトによる調査レポートの結果を踏まえて書かれた本作品は、日本のたどる道を生々しく描写してセンセーションを巻き起こした。現代も日本は石油のほぼ全量を輸入に頼っていて、その9割は中東の危険地域に依存している。欠乏の恐怖は依然として身近にある。 【感想】 初読は子供の頃だが、その前にテレビでも放映されたのを覚えている。「油断」という単語がドラマの題名になるのが不思議で観たのだが、その内容は予想外の衝撃的なものだった。 「油断」の由来は仏教の涅槃経にあり、その意味は「王が臣下に油を満たした鉢を持たせ、その油を一滴でもこぼしたら命を断つと命じた」とされている。その言

      • 3 豊臣秀長 ある補佐役の生涯 堺屋 太一(1985) - 小説を 勝手にくくって 20選!

        全一冊 豊臣秀長 ある補佐役の生涯【電子書籍】[ 堺屋太一 ] 価格: 1000 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 20歳過ぎまで農民として母と妹を養い、隣村の道普請に行って日当を貰うことに喜びを感じて暮らしていた小竹。そこに10年ほど前に「武土になる」と言って家を出奔した兄の藤吉郎が久しぶりに家に戻る。織田家中で組頭まで出世し、今度弓組頭の娘、ねねを嫁に貰うことになり、弟の小竹も祝言に立ち会って欲しいとの話だった。 道中で話を聞くと、馬は借り物でまだ騎乗の士にはなれず、組頭の役も結婚してからの話だという。藤吉郎の家に着くと,そこは農家の自宅よりも狭く小汚い所。藤吉郎は家来になるようにと誘うが、小竹は戦が嫌いで槍も使えず、その上兄の話は胡散臭く信用できない。とは言え縁薄いが唯一の兄の頼みでもあり、正式に組頭になったら考えてもいいと答える。間もなく藤吉郎は、正式に組頭となった。 織田家の仕え

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