大会開幕後に大きな盛り上がりを見せ始めたラグビーW杯。2日に閉幕した(写真:長田洋平/アフロスポーツ) ほんの1ヶ月前の日本社会を思い出してみていただきたいのだ。 ラグビーの「ラ」の字もなかったのではないか。 最終的に大会を花咲かせた関係者の努力には大いなるリスペクトしかないが、実態はそうだった。「東洋経済オンライン」には「ラグビーW杯の『テレビ中継』は盛り上がるのか 視聴率王者・日テレが抱く期待と不安」という記事が掲載されていた。 大会開幕日の9月20日のことだ。 ところが「にわかファン」という流行語が生まれるなど、大きな盛り上がりに繋がった。それが始まったのは、明らかに「大会開幕後」だった。 ここからは、筆者の感覚も大いに含まれる仮説の話だ。 「日本でのスポーツメガイベントの盛り上がり時期が“後ろ倒し”になっているんじゃないか」 昔は大会前など、もっと早い時期から盛り上がっていたのでは