ドラフト時点で最高評価を受けていても、入団後に目立った成績が残せなければクビになるのは他の選手と変わらない。むしろ大きなプレッシャーを背負うぶん、彼らのほうがより辛いのかもしれない。発売中の『週刊現代』ではドラフトで1位指名された選手の、その後について特集している。 「三顧の礼」で迎えられて 今年も、10月17日のドラフト会議で、佐々木朗希(大船渡高校)と奥川恭伸(星稜高校)を筆頭に、12人の「ドラ1選手」が誕生した。 一方で、新たに入団する彼らに席を空けるため、活躍できなかった選手たちには非情な戦力外通告が待っている。 10月初旬、各球団が発表した戦力外リストの中には、かつてはドラ1として、佐々木や奥川と同じように脚光を浴びた選手たちも少なからず含まれている。中でも、記憶に新しいのが、'10年のドラフトで6球団から1位指名を受けた大石達也(31歳・元西武)だ。 「150㎞中盤のストレート