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宮本輝 錦繍の検索結果1 - 5 件 / 5件

  • 「今夜、すべてのバーで」 中島らもの感性が結実した比類なき名作小説 - 或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

    素晴らしい小説を読んで、落涙もしくは号泣した経験を持つ諸兄も多いことと思う。「今夜、すべてのバーで」もそんな小説のひとつだ。もし心が乾いているなら、潤せる一書と言えよう。 〜落涙はβエンドルフィンで精神浄化。泣きたい時に読む本〜 あの今は亡き奇才・中島らもの、吉川英治文学賞を取った、まさに隠れた名作といえる純文学作品だ。ユニークでひょうきんな彼の生前の「表」の顔からすれば、意外とシリアスであると思われかも知れない内容だ。 しかし、彼の「裏」と言うよりむしろ「本当」の顔・・・アンダーグラウンドでエキセントリックな中島らも本来のキャラクターからすれば非常に彼らしいと私には思える。 この小説の前半はシニカルな乾いた雰囲気を漂わせながらも、知らず知らずの内に血の通った人間を描き、掘り下げてゆく紛れもない良質の文学作品だ。 Sponsored Link Advertising 純文学とはいえ、持ち前

      「今夜、すべてのバーで」 中島らもの感性が結実した比類なき名作小説 - 或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々
    • 創価学会二世としての記憶や感想を私も書いておきたい(クソ長文)

      創価中高ですごした増田(https://anond.hatelabo.jp/20220714094742)に触発されて。 今のわたしのように、たとえ大人になってから学会活動をやらなかったとしても、親の庇護下・監督下にあり、人間として成長段階でもある、幼少期・思春期・青年期前半くらいまでを「二世」として過ごすって、人生経験の中で結構なインパクトがある出来事のような気がする。 たまに誰かに話したいな~とか思うけど、世間的な見られ方から、「私親が学会で~」っていうのはいまだに言いづらく、そこでどんな活動をしていたかというのは周囲の非学会員には一切話したことがない。 増田になら…と改めて思ったので、書いておこうと思う。 生誕とほぼ同時に入会うちは最初に母が入って、父が母につられて入ったという感じで、活動に熱心なのは母だった。 父は言われて新聞配達してたくらいで、仏壇の前に座るとかそういうことは一切

        創価学会二世としての記憶や感想を私も書いておきたい(クソ長文)
      • コロナ自粛を楽しく!絶対に外れないおすすめ小説10冊! - 生活百花

        おはようございます!現在、コロナ自粛が広がっていて、休日や仕事終わりに遊びにくい状態が続いていると思います。 そこでこの機会に、普段は本を読まない人達にも読書の魅力に触れていただきたいなと思いまして、 今回はとにかくハズレ無しの絶対に面白い10冊を紹介して行きたいなと思います! 有名な本も多いので、中には「これ読んだ事あるよ」という一冊もあると思いますが、ご愛嬌願います。 1.旅のラゴス 筒井康隆 とにかく面白い!私が一番好きな小説で、おすすめの小説を聞かれえればまず教えている一冊です。 SFのファンタジー小説で、世界観がどこか幻想的でノスタルジックで引き込まれます。 主人公の旅の途中から物語が始まり、更に旅を続けていくシーンで物語が終わるのですが、途中でいろいろなハプニングに巻き込まれたり、不思議な出来事が起きたり、意図せずして大きな事を成し遂げてしまったりと、まさにページをめくる手が止

          コロナ自粛を楽しく!絶対に外れないおすすめ小説10冊! - 生活百花
        • 今日の小説 優駿 - 珈琲時間

          皆さん、こんにちは。 ラグビーの福岡選手、有終の美でしたね。福岡選手、とにかく足が速くて、トライを期待させる、ワクワクする選手でしたね。ラグビー日本代表の選手が、引退し医者の道を歩むとは驚きなのですが、頑張って欲しいですね。 今日の小説の紹介は「優駿」です。 今日の小説 優駿 作品概要 作者紹介 あらすじ おすすめ あわせて読みたい 「蛍川・泥の河」 あわせて見たい 「道頓堀川」 優駿(上) 作者:宮本 輝 発売日: 2013/10/04 メディア: Kindle版 優駿(下) (新潮文庫) 作者:輝, 宮本 発売日: 1989/11/28 メディア: 文庫 オススメ度;★★★★ 再読度;★★★★ 作品概要 ジャンル;長編小説 受賞;第21回吉川英治文学賞、受賞。 映像化;1988年(昭和63年)に公開された日本映画。フジテレビ開局30周年記念作品として制作され、240万人を動員する興行成

            今日の小説 優駿 - 珈琲時間
          • 執筆37年 「昭和の庶民史」の先に|NHK

            「やっぱり庶民を書くしかないですよ。どぶ板をはいつくばって生きる人間じゃないと見えないものってあると思いますから」 小説家・宮本輝さん(71)は、インタビューの最後に、静かに確信に満ちた口調でそう語った。 『泥の河』や『螢川』、『錦繍』、『青が散る』などの小説で知られる、日本屈指のストーリーテラー。 その宮本さんが実に37年もの歳月をかけて書き続けてきた『流転の海』シリーズが、10月末に刊行された最終巻で完結を迎えた。 描いたのは、戦後の復興から高度経済成長へと進む、日本の激動の20年。その時代に生きた“無名の人々”の営みを、宮本さん自身の家族をモデルに描く、自伝的大河小説だ。 半生をかけた大作を書き終えた小説家が語ることとは。その思いにインタビューで迫った。 執筆37年ですから、書き終える瞬間はきっと手が震えて、キーボードも打てなくなると思っていたんです。でも、最後の5行を書いて、丸を打

              執筆37年 「昭和の庶民史」の先に|NHK
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