小式部内侍(60番)金葉集 雑上・550 大江山 いく野の道の 遠ければまだふみもみず 天の橋立🌼 〜大江山を越え、 生野を通る丹後への道は遠すぎて、 まだ天橋立の地を踏んだこともありません。 母からの手紙も見てはいませんよ。 🌸小式部内侍🌸 こしきぶのないし (1000?~1025) 橘道貞(たちばなのみちさだ)の娘 母親は和泉式部 (「和泉式部日記」百人一首56番) 一条天皇の中宮彰子(しょうし)に仕えました。 幼少時から才気を謳われ、 この歌をめぐる定頼とのエピソードは非常に有名。 代作疑惑をかけられたとき、 見事にこの歌で切り返しました。 小式部内侍はあの有名な和泉式部のお嬢様🌸 ということで、親の七光りじゃないのか?などと、 おっさんに意地悪されることもあるわけ💦 このおっさんは、かの有名な藤原公任の御子息 藤原定頼殿💠 歌会の時 「お母ちゃんからのお助けの手紙の使者