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旗亭の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 芥川龍之介 上海游記

    愈(いよいよ)東京を発つと云う日に、長野草風氏が話しに来た。聞けば長野氏も半月程後には、支那旅行に出かける心算(つもり)だそうである。その時長野氏は深切にも船酔いの妙薬を教えてくれた。が、門司から船に乗れば、二昼夜経つか経たない内に、すぐもう上海(シャンハイ)へ着いてしまう。高が二昼夜ばかりの航海に、船酔いの薬なぞを携帯するようじゃ、長野氏の臆病も知るべしである。――こう思った私は、三月二十一日の午後、筑後丸の舷梯に登る時にも、雨風に浪立った港内を見ながら、再びわが長野草風画伯の海に怯(きょう)なる事を気の毒に思った。 処が故人を軽蔑した罰には、船が玄海にかかると同時に、見る見る海が荒れ初めた。同じ船室に当った馬杉(ますぎ)君と、上甲板の籐椅子に腰をかけていると、舷側にぶつかる浪の水沫(しぶき)が、時々頭の上へも降りかかって来る。海は勿論まっ白になって、底が轟々(ごうごう)煮え返っている。

    • 横浜・金沢区「カフェ金澤園」有形文化財の建物を利用した風情ある大広間でいただくタルトが絶品 - 横浜ウォッチャー

      カフェ金澤園 2階大広間 NHK Eテレ「ふるカフェ系 ハルさんの休日 神奈川・横浜~粋な遊び心! 元料亭旅館のカフェ~」(2021年5月20日放送)で紹介され、行ってみたいと思っていた「カフェ金澤園」へ。昭和初期の木造建築の大広間で看板メニューのタルトをいただきました。 <INDEX> 「カフェ金澤園」の歴史について 空いていたら2階がおすすめ 人気のタルトは定番と季節のタルトなど3~4種類 お風呂場も見学OK カフェ金澤園(カフェカナザワエン) 概要 「カフェ金澤園」の歴史について 国登録有形文化財の建物を利用 カフェ金澤園は、国登録有形文化財の木造建築「金沢園」に2020年9月にオープン。建物は、1929年に東京都品川区から移築した、入母屋造り(いりもやづくり)の木造2階建てです。 靴をぬいで上がります 金沢園は、1916年に現在の桜木町に創業した料亭満月が前身で、1930年に旗亭(

        横浜・金沢区「カフェ金澤園」有形文化財の建物を利用した風情ある大広間でいただくタルトが絶品 - 横浜ウォッチャー
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