Published 2023/12/14 17:37 (JST) Updated 2023/12/14 19:25 (JST) 【ラマラ共同】ヨルダン川西岸の人権団体「パレスチナ囚人クラブ」は13日、イスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘開始後、イスラエルの刑務所で拘束中のパレスチナ人計6人が死亡したと発表した。一部の遺体には殴打の痕があったとし、戦闘の発端となったハマスによるイスラエル奇襲への報復として、囚人に対する拷問の疑いが増えていると非難した。 同団体によると6人のうちアブドルラフマン・マレイさん(33)は11月13日に死亡した。10日後に国境なき医師団(MSF)などの医療チームの立ち会いで解剖すると、胸部などに殴打された痕が見つかった。適切な医療を受けられないとの情報もあるという。西岸ラマラで記者会見した兄イブラヒムさん(36)は「国際社会がきちんと監視してほしい」と訴えた。 同