筑波大は9日、女子学生にわいせつ行為をしたとして逮捕、起訴された生命環境系教授大沢良被告(62)を懲戒解雇したと発表した。処分は8日付。永田恭介学長は「極めて遺憾で心からおわび申し上げる。ハラスメント防止研修の一層の充実・強化を図る」とコメントした。 筑波大によると、大沢被告は昨年4~9月にかけ、自身の研究室で女子学生の胸を触るなど、複数回わいせつな行為をしたという。教員らを束ねる系長と呼ばれる立場だった。大学は大沢被告への聞き取り内容に関しては「捜査に影響がある」とし、事実関係の認否を明らかにしていない。