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現代文学史の検索結果1 - 4 件 / 4件

  • ビッグデータ時代の文学研究に何ができるのか?/Ted Underwood 『遠い地平線』序文「文学の地平線の弧」和訳 - digitalnagasakiのブログ

    3/15(金)、一橋講堂(千代田区一ツ橋)にて、DHの国際シンポジウム「ビッグデータ時代の文学研究と研究基盤」が開催されます。そこで基調講演をしてくださるTed Underwood先生は、ビッグデータ時代の文学研究に正面から取り組む英文学者として活躍しておられ、2019年、その成果として「Distant Horizons: Digital Evidence and Literary Change」をシカゴ大学出版局から刊行されました。この本の序文は、大変興味深いものであり、膨大なデジタルテキストをにどのように取り組めばよいのか、そして、それによって、人がただ読むだけではうまく見えてこなかった文学の様々な側面、特に文学史やジャンルがどのようにして見えるようになるのか、ということについて、ラディカルな議論と一つの解決の方向性を提示しておられます。本の全体としてはその具体的な方法も示されています

      ビッグデータ時代の文学研究に何ができるのか?/Ted Underwood 『遠い地平線』序文「文学の地平線の弧」和訳 - digitalnagasakiのブログ
    • 小説は歴史・生命・自分を更新し続ける!2021年に読むべき24冊(鴻巣 友季子)

      今年も恒例企画「年末ジャンボお勧めブックガイド」の季節となりました! ブックリストの続きをご覧下さい。 【前編はこちら】→『パンデミックの時代に「詩」が力を発揮!2021年必読の24冊』 歴史の再創造 今年は、ある国や地域の歴史や文化史を軸に物語を展開し、その裏側や知られざる面を描くことで、”正史”を書き換えるような傑作が多かったと思います。 13 佐藤究『テスカトリポカ』KADOKAWA 今年の山本周五郎賞と、直木賞のダブル受賞作です。 古代王国アステカの神話を下絵に、無戸籍児童を狙う「心臓移植ビジネス」を物語の中核に据えた恐るべきノワール小説。その背景にあるのは、海をまたいで広がる「麻薬資本主義(ドラッグ・キャピタリズム)」である。 物語は一九九〇年代のメキシコ北東部の街から、ジャカルタ、川崎へと舞台を移し、麻薬密売の大物、野望を抱く闇医者、天涯孤独の身となった怪力の少年などを登場させ

        小説は歴史・生命・自分を更新し続ける!2021年に読むべき24冊(鴻巣 友季子)
      • 大学の外に広がる韓国文学 多彩な筆者49人による韓国/K文学の入口|じんぶん堂

        記事:明石書店 『韓国文学を旅する60章』(明石書店) 書籍情報はこちら 本書の最大の特徴は、何といってもヴァラエティに富んだ執筆者の陣容である 「はじめに」で書いたとおり、本書の執筆者49名の顔ぶれはじつに多様である。韓国文学の研究者だけでなく、日本文学、比較文学、そしてテレビの討論番組でお見掛けする国際関係研究者の権容奭氏までいる。寡聞にして氏が韓国現代文学にも詳しいことを知らなかった私は、その造詣の深さに驚いた。 これだけの執筆陣をそろえることができたのは、3人の編著者(波田野節子・斎藤真理子・きむふな)が知恵と人脈を出し合ったおかげだとひそかに自負している。 韓国文学学科のない大学 しかし、韓国文学研究者である私にとって、この執筆陣の多様さの背後には、喜んでばかりいられないある事情がひそんでいる。 これまで、明石書店ではエリア・スタディーズの文学編として『イギリス文学を旅する60章

          大学の外に広がる韓国文学 多彩な筆者49人による韓国/K文学の入口|じんぶん堂
        • 【連載】「文壇」の誕生と終焉―川端康成と伊藤整からたどる日本近現代文学史

          文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 Tweet Share on Tumblr コーナートップへ 【はじめに】 「文壇:文筆活動をしている人たちの社会。作家・批評家などの集団。文学界。」(『大辞林』第3版)。 このように定義される「文壇」はいつ・

            【連載】「文壇」の誕生と終焉―川端康成と伊藤整からたどる日本近現代文学史
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