東急電鉄が新たな中期経営計画を策定しました。東横線でのワンマン運転や、有料着席サービス「Qシート」の拡充などをうたっています。内容を読み解いて行きましょう。 中期経営計画と新事業戦略 東急電鉄が中期3か年経営計画を策定し、それに基づく新事業戦略を公表しました。 中期経営計画で示された鉄道部門に関する施策のうち、利用者に直接関わる内容として挙げられたのは、ワンマン運転の拡大、需要動向の変化を捉えた運行ダイヤの適正化、東急新横浜線開通、有料着席サービス等のメニュー拡大、ユニバーサルなサービスの進化などです。 また、新事業戦略では、車両の増結・増備、適正なダイヤ設定、有料着席列車の導入などを掲げました。内容を順にみていきましょう。 東横線でワンマン運転 まず、「ワンマン運転の拡大」ですが、新事業戦略によりますと、実施を計画しているのは東横線です。乗り入れ先のメトロ副都心線では、すでにワンマン運転