老朽化に伴って福岡県が新たに建設する県立美術館の設計者を選ぶ最終選考会が行われ、世界的に著名な建築家・隈研吾さんの設計が選ばれました。 福岡市の天神にある県立美術館は昭和60年に開館しましたが、施設の老朽化などに伴って大濠公園の南側に移転し、いまの2倍の大きさで建て替えられることが決まっています。 21日福岡市で行われた新しい美術館の設計者を選ぶ最終選考会には、書類審査を通過した4社が参加し公開審査の結果、最優秀者には建築家の隈研吾さんが代表を務める建築事務所のデザインが選ばれました。 それによりますと、新しい美術館は4階建てで、屋上に庭園を造るなど美術館のまわりの日本庭園と調和するようにしています。 また、1階に南北に抜ける空間を作り、自由に立ち寄ることができる多目的スペースを設けるほか、天窓を多く取り入れて都市とアートをつなぐ開けた空間をイメージしているということです。 今後、県との協