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第2回十字軍の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • nix in desertis:2020受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(上智大・慶應大)

    今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。今年は通常の校正者以外の手も借りないといけなくなるような問題もなく,比較的スムーズに進行した。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。本記事で言及する「

    • 中谷功治「ビザンツ帝国:千年の興亡と皇帝たち」中公新書、2020年覚書ー根津 由喜夫 (Yukio Nezu) - 研究ブログ - researchmap

      中谷功治『ビザンツ帝国―千年の興亡と皇帝たち―』(中公新書2020年) 本書を、期待を持って読み始めたことは間違いありません。そうした期待は、遺憾なことに第4章の半ば以降(10世紀後半を扱った部分)以降、急速にしぼむことになってしまいました。それまでの記述が最新の研究成果を採り入れた非常に意欲的なものだっただけに、その落差に愕然とせざるを得ません。本書は、初学者が初めて手にするかもしれないビザンツ史の本となる可能性も高いと思われるだけに、そこに多くの事実関係の(なかには信じられないレヴェルの)誤謬が続出するのには目を疑いました。著者に連絡を取り、増刷時の訂正の約束をとりつけたので事態は改善に向かっていると信じたいところです。以下に本書の初刷において筆者(根津)が見出した問題箇所のリストを提示しておきます。なお、リスト中にも記しましたが、本書には、とくに後半部において史実の解釈についても、い

      • ユダヤ人

        ユダヤ人 ヘブライ人に対する民族呼称。ユダヤ教の信者の意味で、自らはイスラエル人と称した。古代においてはパレスチナの地において国家を形成し繁栄したが、前1世紀にローマに征服されてから広く離散した。中世以降のヨーロッパ=キリスト教世界では差別が続き、20世紀ナチス=ドイツによる大迫害に至った。その過程で民族国家樹立を目指すシオニズムが起こり、第二次世界大戦後の1948年にイスラエルを建国したが、パレスチナのアラブ人とは今も激しい民族対立が続いている。 ユダヤ人・ローマ時代 ヘブライ人・イスラエル人・ユダヤ人 他民族からはヘブライ人といわれ、自らはイスラエル人と呼び、バビロン捕囚後にはユダヤ人と言われるようになる。この「ユダヤ人」は、特に『旧約聖書』という民族史を持つこと、民族宗教であるユダヤ教が依然として存続していることなどから、前1500年ごろから現代まで、一貫してその民族性を継承している

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