トレール注文とは逆指値注文の一種で、逆指値の注文レートが現在のレートに追随するように変動していくタイプの注文方法のことです。 (このようにレートの痕跡をたどるように動いていくことから、英語で「痕跡」を表す「trail」を基にトレール注文と呼ばれます。) トレール注文を発注する場合は、通常の逆指値注文と同じように現在のレートよりも不利になるようなレート(買い注文なら現在レートより高め、売り注文なら現在レートよりも低め)での逆指値注文を設定すると同時に、トレール注文特有の「トレール幅」という数値も同時に入力する必要があります。 (トレール幅とは、実際のレートからどれだけの幅を以って逆指値注文を追随させていくかという設定になります。) ここでは具体的に、レートが1ドル=100円の時に、売り注文として逆指値99円、トレール幅2円のトレール注文を出した例を見てみます。 最初の方でレートが101円を超