よるドラ「だから私は推しました」(NHK 土よる10時)はテレビ離れが進む若年層に向けた“よるドラ”第3弾。これまで、ゾンビもの「ゾンビが来たから人生見つめなおした件」、LGBTの恋愛を描いた「腐女子、ゲイに告(コク)る。」が放送され話題になった。 続く「だから私は推しました」は過去と現在が行ったり来たり。主人公(桜井ユキ)が地下アイドルにハマって、「推し」のいる喜び、仲間との友情などを謳歌していると思いきや、一転、警察で取り調べを受けている場面に。彼女はいったいなぜ警察に……。単なるアイドルオタク物語ではなくサスペンス性もある異色のドラマ。アイドルという光と犯罪という闇の差異が強烈。最終回前の7話では、主人公が巻き込まれた事件の内容がかなり明らかになった。そして9月14日、いよいよ最終回。 サスペンス性を押し出そうと提案したのは、大阪局(当時)のチーフ演出・保坂慶太さん。NHKでは大河ド