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藤野可織 夫の検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ - Close To The Wall

    ここしばらく百合小説を集中的に読んでいて、ツイッターでもその都度書いていた感想を適宜手を入れてひとまとめにした。アニメや漫画に比べてそういや百合小説ってそんなに読んでないなと思っていた時、百合ラノベ、百合SFが三月くらいにばっと出たのを機に、手持ちのなから百合と呼びうる本を集めたら結構な量になってしまった。積んだままなものもいくつかある。ここでは、性愛でないものまで含めた女性同士の関係を広く包含するものを百合と呼ぶ広めの解釈なので、同性愛を描いたものからバディものや友人関係のもの、一冊のなかの短篇一篇だけが百合というものも並べてある。 以下は読んだ順に並んでいる。とはいえラノベから読み出したので下に行くほどジャンル的に硬くなる傾向がある。 目次 鳩見すた『ひとつ海のパラスアテナ』 二月公『声優ラジオのウラオモテ ♯01 夕陽とやすみは隠しきれない? 』 みかみてれん『わたしが恋人になれるわ

      百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ - Close To The Wall
    • この百合小説がすごい!2021 - Schizophonic

      2020年を振り返り、 独断と偏見で選んだおすすめの百合小説を、ランキング形式でご紹介します。 対象作品は、ノベライズ、復刊、短編を除く20年中に発表された新作、または1巻が発行されたシリーズ作品、日本国内で翻訳出版された作品です。まだ2回目ですが、前回の記事をご覧いただいた方々やこれからご覧いただく方、2020年も素敵な作品に出合わせてくれた先生方にささやかな感謝を込めてお送りいたします。 ※てっとり早くどんな作品がリストアップされているか確認されたい方は、末尾に目次があるので、そちらをご確認ください。 第40位 トリコロールをさがして/戸森しるこ トリコロールをさがして (ポプラ物語館 80) 作者:戸森 しるこ 発売日: 2020/05/29 メディア: 単行本 女性教諭に惹かれる女子中学生の一筋縄ではいかない複雑な感情を描き出した『理科準備室のヴィーナス』が印象的な戸森しるこ先生の

        この百合小説がすごい!2021 - Schizophonic
      • Culture Against Apartheid  アパルトヘイトに抗する文化

        〈Culture Against Apartheid アパルトヘイトに抗する文化〉は、私たちひとりひとりが、パレスチナでの大量虐殺と民族浄化を止める事を早急の課題とし、この問題の根幹にある占領や、アパルトヘイト体制、「日本」をふくむ世界中の、あらゆる抑圧に抗う『文化』を主体的に創造していくことを宣言する声明です。私たちは団体としてではなく、声明に共感する「ちいさな人びと」の意志の集まる場所として、新しい文化を望むすべての人びとの活動のためのネットワークとして存在します。 声明「パレスチナを忘れるな」というのが、エドワード・サイードの最期のことばでした。 パレスチナの未来のために、彼が最期まで重んじたのが、『文化』というものでした。 わたしたちは、Culture Against Apartheid(アパルトヘイトに抗する文化)というチームをつくりました。 わたしたちが、心から追い求めている新

          Culture Against Apartheid  アパルトヘイトに抗する文化
        • あの日、私はわきまえた女だった 藤野可織さん寄稿:朝日新聞デジタル

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            あの日、私はわきまえた女だった 藤野可織さん寄稿:朝日新聞デジタル
          • 健全な女性が健全ではない欲求を果たす――日常に潜む狂気を描いたサイコサスペンス連載小説「ここからは出られません」藤野可織|本がひらく

            至高の狂気を描き出す作家、藤野可織の集大成がここに誕生! 私立大学の職員である鳩里は、ごくありふれた生活を送っている。決まった時間に出勤し、決まった時間に帰宅。ランチタイムには、身に着けたブランド品を同僚と自慢しあうなど、その生活は普通そのものだ。そんな「普通」な彼女が抱える秘密とは―――。 「ここからは出られません」というサインが輝いているのを見ている。これが私の毎朝の習慣。そのサインは、職場の最寄駅である地下鉄のホームの北の端にある。北の端とかんたんに言ってしまうとかんたんに見られそうな気がするけど、ホームは長い。エスカレーターやエレベーターや階段のために通路が狭くなった床の大きなタイル、肩に触れるくらいに迫ってくる壁の小さなタイルをいくつもいくつも越えたところ、改札の階へ上がることのできる最後の階段を通り過ぎてやっと通路が広くなって、でもその階段があるために天井が斜めになっているちょ

              健全な女性が健全ではない欲求を果たす――日常に潜む狂気を描いたサイコサスペンス連載小説「ここからは出られません」藤野可織|本がひらく
            • 炎、死、女――『ピエタとトランジ』『マイ・ブロークン・マリコ』に寄せて

              「死ねよ」 「お前が死ねよ」 藤野可織『ピエタとトランジ』(講談社)で最もラブリーな一節は間違いなくここだ。異論は認めない。ここがあるからこそ私は『ピエタとトランジ』を絶賛している。 なぜか身の回りで事件が起き続ける特殊体質の天才探偵トランジと、トランジを恐れずに好奇心ひとつで近寄ってきた不躾なクラスメイト・ピエタ。同作はこのふたりの女性の、10代から80代までの旅路を描いたミステリーである。いや、ミステリーであると言えるのかよくわからない。謎は大した問題ではないからだ。重要なのはピエタが「死ねよ」と言ったらトランジが「お前が死ねよ」と返す、そこなのだ。同じ高校に通っていたふたりが違う大学に入っても、トランジが姿を消し、ピエタが結婚しても、あるいは世界が崩壊に近づき、ふたりが奇妙な集団から追われる身になっても、結局ピエタとトランジは共に生きることを何度でも選び直す。その間ふたりの周囲では、

                炎、死、女――『ピエタとトランジ』『マイ・ブロークン・マリコ』に寄せて
              • 芥川賞162回分の選評を分析してみた|大滝瓶太

                前回、「小説家になろう」に投稿された新着2000作品のタイトル分析を行った。やったからといって特別なにか新しいことがわかった訳ではないのだけれど、「精読(close reading)」の対義語である「遠読(distant reading)」は何かの役に立ちそうではある。ということで、別のものを「遠読」してみることにした。 とはいえ、ぼくとしても時間や手間がかかるようなことはしたくない。なのでネット上でデータベース化されたものを対象にしたいと周りをみるとちょうどいいのがあった。みんな大好き、「芥川賞」である。 「日本で一番有名な文学賞」である芥川賞のウォッチャーならば、上記サイトを知らないひとはおそらくいないだろう。2020年5月現在、第二次世界大戦時の中断を挟んでこれまでに162回行われてきたこの文学賞の選評がこのサイトではデータベース化されている。そこで今回、ここにある選評(の抜粋)をス

                  芥川賞162回分の選評を分析してみた|大滝瓶太
                • 【キム・ジヨン以降】顔のない女性のイラストが表紙のフェミニズム本をまとめてみた(3) - 敏感肌ADHDが生活を試みる

                  ※本記事はアフィリエイトリンクを使用しています。 当ブログでは、顔のない女性のイラストが表紙のフェミニズム関連書籍を観測・記録している。顔のない女性のイラストが表紙のフェミニズム関連書籍とは、典型的にはチョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』やオルナ・ドーナト『母親になって後悔してる』に代表されるような、顔を草花等で隠した女性のバストアップの写実的なイラストを装画に用いたフェミニズム小説や人文書である。本邦では、2018年12月のキム・ジヨン刊行以降多数見られるようになり、明らかに流行と化している。 82年生まれ、キム・ジヨン (ちくま文庫) 作者:チョ・ナムジュ,斎藤真理子 筑摩書房 Amazon 母親になって後悔してる 作者:オルナ・ドーナト 新潮社 Amazon まとめ第一弾では、キム・ジヨン刊行以降のこのような装画の多くが、榎本マリコという一人のクリエイターの手によるものである

                    【キム・ジヨン以降】顔のない女性のイラストが表紙のフェミニズム本をまとめてみた(3) - 敏感肌ADHDが生活を試みる
                  • 今村夏子がおすすめなので、全作品を解説するよ! - きまやのきまま屋

                    (2022/09 更新) こちらあみ子 (『ピクニック』も収録されてます) あひる 星の子 父と私の桜尾通り商店街 むらさきのスカートの女 木になった亜沙 冬の夜(『父と私の桜尾通り商店街』の文庫に収録されています) 【新刊】とんこつQ&A  中編4作の単行本 「ハズレがない」と思える作家さんってけっこう貴重じゃない? だって人は、成長したり変化したり色々ある。お互いにね。 だから、いわゆる「作家読み」をしていると、「これはちょっと分からなかった……」と思うことはある、仕方がない。 そんな中で「この人はたまに要点をハズしてくるけど、それもまた必ず面白い」という驚きを何回も味合わせてくれるのが、私にとっての今村夏子だったりする。 ということで、デビュー作から順に、全作品の感想を述べていきたいと思います。 こちらあみ子 (『ピクニック』も収録されてます) こちらあみ子 (ちくま文庫) 作者:今

                      今村夏子がおすすめなので、全作品を解説するよ! - きまやのきまま屋
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