野良ネコ保護施設、立ち退きピンチ脱する 移転先難航も支援者が建物買い取り 2019年12月30日 20:32 立ち退きを巡り、保護した野良ネコの一時預かり施設の移転先を探していた京都市南区のNPO法人「京都どうぶつあいごの会」が、発足以来9年間借りていた建物で活動を継続できることになった。建物を買い取る支援者が現れたのが理由で、念願の野良ネコのための不妊手術専門病院も今月開設。「不幸な命を増やさないで」と呼び掛けている。 同法人は2010年発足し、14年にNPO法人化した。行政による殺処分を減らそうと、主に梅小路公園(下京区)で野良ネコに不妊手術を施して「地域ネコ」として見守る一方、保護ネコの里親探しを続けている。 同法人によると、賃貸契約していた民家には保護ネコを一時的に預かる「シェルター」と事務所が入居していたが、家主が交代し、昨年12月に退去か頭数制限を求められた。物件探しが難航して