さまざまなバックボーンを持ち寄る社員を、1つの組織としてまとめあげる経営者と、さまざまな楽器や演奏家の個性をまとめあげ、楽曲を完成させるオーケストラの指揮者。組織の指揮を取るという点で類似している両者ですが、実際にはどのような共通点があるのでしょうか。「オーケストラ指揮者のリーダーシップとマネジメント」をテーマに、世界的指揮者であり「バッハ・コレギウム・ジャパン」の経営者である鈴木優人氏が講演を行いました。本記事では、前提となる鈴木氏の現在の活動について解説されました。 指揮者が考える「リーダーシップとマネジメント」 (鈴木氏による演奏〜会場拍手) 鈴木優人氏:みなさんありがとうございます、今日はようこそお越しくださいました。私が早稲田でお話をするのは人生で初めてのことです(笑)。早稲田に向かおうとしたら「いや、会場は早稲田じゃなくて日本橋だ」と言うのでびっくりしたんですけれども.....