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間質性肺炎 予後の検索結果1 - 39 件 / 39件

  • 緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)|Web医事新報|日本医事新報社

    緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康) No.5004 (2020年03月21日発行) P.30 白木公康 (千里金蘭大学副学長,富山大学名誉教授(医学部)) 木場隼人 (金沢大学附属病院呼吸器内科) 登録日: 2020-03-18 最終更新日: 2020-03-18 しらき きみやす:1977年阪大卒。2013年富山大学医学部学科長,2019年4月から現職。専門は臨床ウイルス学。新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補に挙がっている抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(商品名:アビガン)を開発 No.5005 緊急寄稿(2)COVID-19治療候補薬アビガンの特徴 No.5006 緊急寄稿(3)COVID-19を含むウイルス感染症と抗ウイルス薬の作用の特徴 No.5036 緊急寄稿(4)新型コロナウイルス感染症(COVI

    • 2019-nCoVについてのメモとリンク

      リンク集目次 国内外の状況 政府機関・国際機関等 学術情報 疫学論文 分子生物学/ウイルス学論文 臨床論文 インフォデミック関係 ワクチン関係 変異株関係 時系列メモ目次 新型コロナウイルス(2020年1月6日,11日) インペリグループによる患者数推定(2020年1月18日) 患者数急増,西浦さんたちの論文(2020年1月20日,23日) WHOはPHEIC宣言せず(2020年1月23-24日) 絶対リスクと相対リスク(2020年1月26日) 研究ラッシュが起こるかも(2020年1月27日) なぜ新感染症でなく指定感染症なのか? なぜ厚労省令でなく閣議決定なのか?(2020年1月27日) コロナウイルスに対する個人防御(2020年1月27日) 国内ヒト=ヒト感染発生(2020年1月28日) フォローアップセンター設置,緊急避難等(2020年1月29日) PHEICの宣言(2020年1月3

      • おかん死去 - 悠久バプテスマ

        11月30日0時ごろに、おかん死去。 死因は肺高血圧症と間質性肺炎ということだった。もともと、指定難病である強皮症という病気にかかっており、そう診断されたのが約8年前。強皮症自体の5年後生存率は、ググると90%台という情報もあり、そんなに低くないようだが、さらに条件付けがあるとガラリと変わるようで、医者には5年後生存率は約半分と言われていたようだ。死因となったような病変を持っていることによって、予後が著しく悪化するらしい。8年ならよく頑張った方だという。 俺は高校卒業からずっと地元から遠く離れて生活を送っており、父とおかんと6つ下の弟が実家でずっと暮らしていた。俺が小学生のころに、両親が身の丈にあわない持ち家を購入した。それは、仮にローンを完済するまで順調にいったとしても、父が定年退職した後も高額の返済が続くことになっており、明らかに俺や弟の将来的な稼ぎに手を突っ込んだ計画になっていた。俺

          おかん死去 - 悠久バプテスマ
        • 緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)|Web医事新報|日本医事新報社

          緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康) No.5004 (2020年03月21日発行) P.30 白木公康 (千里金蘭大学副学長,富山大学名誉教授(医学部)) 木場隼人 (金沢大学附属病院呼吸器内科) 登録日: 2020-03-18 最終更新日: 2020-03-18 しらき きみやす:1977年阪大卒。2013年富山大学医学部学科長,2019年4月から現職。専門は臨床ウイルス学。新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補に挙がっている抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(商品名:アビガン)を開発 No.5005 緊急寄稿(2)COVID-19治療候補薬アビガンの特徴 No.5006 緊急寄稿(3)COVID-19を含むウイルス感染症と抗ウイルス薬の作用の特徴 No.5036 緊急寄稿(4)新型コロナウイルス感染症(COVI

          • 数百例を経験した救急医のTip 診療中の先生がた、ご覧下さい! - 感染症診療の原則

            ミズーリ州の大庭先生が転送して下さった情報。板橋中央病院の加藤良太朗先生によりますと、この情報は加藤先生のMentorでらした元ワシントン大学のDr. Daniel Goodenberger(現セントルイスVA病院内科主任部長)の同僚の方からとのことです。 すでに数百例のCOVID-19症例を診ておられるようです。 以下、編集長が勝手にSamplingしたもの。重要と思ったものは日本語も追加した。 臨床経過は定型的/予想通りに動く:Clinical course is predictable. ・潜伏期間:2-11 days after exposure (day 5 on average) flu like symptoms start. ・良くある症状は発熱、頭痛、乾性咳嗽、筋肉痛、悪心(嘔吐なし)、腹部不快感、時に下痢、嗅覚障害、食欲低下、疲労感、(編集長:やはり咽頭痛少ない?)Co

              数百例を経験した救急医のTip 診療中の先生がた、ご覧下さい! - 感染症診療の原則
            • 緊急寄稿(3)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を含むウイルス感染症と抗ウイルス薬の作用の特徴(白木公康)|Web医事新報|日本医事新報社

              緊急寄稿(3)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を含むウイルス感染症と抗ウイルス薬の作用の特徴(白木公康) No.5006 (2020年04月04日発行) P.34 白木公康 (千里金蘭大学副学長,富山大学名誉教授(医学部)) 松本志郎 (熊本大学生命科学研究部小児科学講座准教授) 登録日: 2020-04-01 最終更新日: 2020-04-01 しらき きみやす:1977年阪大卒。2013年富山大学医学部学科長,2019年4月から現職。専門は臨床ウイルス学。新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補に挙がっている抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(商品名:アビガン)を開発 No.5004 緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察 No.5005 緊急寄稿(2)COVID-19治療候補薬アビガンの特徴 No.5036 緊急寄

              • [緊急掲載]非専門家のためのCOVID-19診療(入院管理)の提案|中外医学社Online

                感染症総合情報誌J-IDEOでは,岩田健太郎先生による「非専門家のためのCOVID-19診療(入院管理)の提案」を先行無料公開致します. 非専門家がCOVID-19診療を余儀なくされている今,問題点と具体的な対応が記されています.診療の場でお役立て頂ければ幸いです. -------------------------------------------------------------------------------- (初出:J-IDEO Vol.5 No.1 2021年1月 刊行予定) 岩田健太郎 いわた けんたろう 神戸大学大学院医学研究科 微生物感染症学講座感染治療学教授 [最終更新日 2020年12月10日] 本稿執筆時点でCOVID-19の流行拡大が続いています.すでに多くの地域,医療機関では専門家による対応では不十分となり,拡充する病床を担当するのは感染症のトレーニング

                  [緊急掲載]非専門家のためのCOVID-19診療(入院管理)の提案|中外医学社Online
                • 久留米大学医学部免疫学講座トップページ

                  おなかの免疫から考える、新型コロナウイルスに打ち勝つための独り言 未来を見据え 「免疫を理解し、新型コロナウイルスを正しく恐れるために」 、 情報量が増えたため「PDF最新版に追記された文章」と「各時点でのまとめ」のみを以下に示しています。「まとめに至る科学的根拠」について、または2020年4月から1年以上の間に蓄積された全情報についてはPDFの最新版をご覧ください。 最新版(80版、2021年9月3日更新)は こちらのPDFをダウンロードしてください 免疫の基本についてはこちらの動画をご覧ください。 医療系の学生さん用の補足資料はこちらのPDFもダウンロード下さい。 [80版への追記箇所] 「(11) 日本の救命率は?」の章へ追記 アルファ株とデルタ株を比較検討した調査結果がイギリスから2021年8月27日に報告されました(Twohig KA, Lancet Infectious Dis

                  • 今週の記事まとめです - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                    いつもお読みいただき有難うございます。 2022/05/16- 今週、先週は以下のような内容で報告させていただきました。ぜひお読み頂きたい記事は、3番目の特発性肺線維症における蜂巣肺の判断と経過についての記事です。来週からも引き続きよろしくお願いいたします。 特発性肺線維症のうち約40%が過敏性肺炎の可能性 特発性肺線維症の肺活量は毎年150~200ml程度減少 特発性肺線維症における蜂巣肺の有無(INPULSIS試験のサブグループ解析) 新たな気管支鏡技術:気管支鏡下光干渉断層撮影(EB-OCT) 肺がんの発症と膠原病に伴う間質性肺疾患 肺胞蛋白症と過敏性肺炎の合併 本年も引き続きよろしくお願いします。 リンク ランキングに参加しています、よければクリックお願いします (最終アップデート:2022年05月22日) 以下、過去の記事まとめです 2022/05/09- 今週、先週は以下のよう

                      今週の記事まとめです - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                    • 間質性肺炎では低体重ほど予後不良 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                      間質性肺炎とBMI、体重減少の関係を調べた研究がCHEST誌に報告されました。 Comes A, et al. Association of Body Mass Index and Change in Weight with Mortality in Patients with Fibrotic Interstitial Lung Disease. Chest 2021. 目的 間質性肺炎の死亡率リスクとして、BMI(body mass index)と体重の変化に着目して、予後への意義を明らかにする。 方法 多施設共同後方視的観察研究 対象:CAnadian REgistry for Pulmonary Fibrosis(CARE-PF、derivation)とカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF、validation)のILDレジストリーの線維性ILD患者。 BMIは 低体重(

                        間質性肺炎では低体重ほど予後不良 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                      • PPFE様所見は予後不良なサイン - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                        肺の上方、いわゆる肺尖部に認めるPPFE様の所見がどのような臨床的な意味を持つのか検討した研究が今年報告されました。 Fujisawa T, et al. Radiological pleuroparenchymal fibroelastosis-like lesion in idiopathic interstitial pneumonias. Respir Res 2021;22:290. PPFEとはPleuroparenchymal fbroelastosisの略語で、下図のように胸膜(肺の端)から白く伸びるような陰影(無気肺硬化像)を指します。 (図. PPFE様の所見。文献より引用掲載) 本研究の対象である特発性間質性肺炎の419例のうち、PPFE様の所見を認めたのは101例(24%)でした。 特発性肺線維症(IPF)では27%に認めました このPPFE様の所見は多変量解析でも

                          PPFE様所見は予後不良なサイン - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                        • 間質性肺炎を正しく理解しましょう

                          おかげさまで、最近はこのブログを全国の多くの方にご覧頂いているようで、さまざまなご意見、ご感想を頂くようになってきました。 多少なりとも皆さんの疑問や不安の解消の一助になっているとのお応えを多くいただいており、ありがたい限りです。今後も診療の合間に、できる範囲でわかりやすい情報発信を続けていきたいと思います。 ただこのブログの記事が引用されている某掲示板などでは、やや誤った解釈などもされてしまったようでもあり、今回はそのことについて触れようかと思います。 3月29日の記事 →「新型コロナウイルスによる肺炎とは?他の肺炎と何が違うの?」が引用されている書き込みで、この肺炎が間質に起こりやすいだろうということを書きましたが、「間質性肺炎は致死率100%の病気である」などという記載が付け加えられてしまっている記事が散見されています。 確かに「間質性肺疾患」というのは非常に複雑でわかりにくい病気で

                            間質性肺炎を正しく理解しましょう
                          • 【コロナ】回復者3割に後遺症の恐れと指摘 イタリア呼吸器学会、肺にリスク : 哲学ニュースnwk

                            2020年05月28日07:00 【コロナ】回復者3割に後遺症の恐れと指摘 イタリア呼吸器学会、肺にリスク Tweet 1: トモハアリ ★ 2020/05/28(木) 05:01:54.25 ID:qbM/3nZU9 【ローマ共同】イタリアの呼吸器学会は27日までに、新型コロナウイルス感染症から回復した人のうち3割に呼吸器疾患などの後遺症が生じる可能性があると指摘した。少なくとも6カ月は肺にリスクがある状態が続く懸念があるという。地元メディアが報じた。 既に退院した感染者の症例調査と合わせ、同じコロナウイルスによる感染症であるSARSの回復者の後遺症に関するデータも踏まえ、分析した。未解明の部分が多く、さらなる詳細な調査が必要だとしている。 学会によると、新型コロナ感染症により肺線維症を引き起こす恐れがあり、完治が難しい損傷を肺に受ける可能性もあるという。 5/27(水) 22:09配信

                              【コロナ】回復者3割に後遺症の恐れと指摘 イタリア呼吸器学会、肺にリスク : 哲学ニュースnwk
                            • 緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)|Web医事新報|日本医事新報社

                              緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康) No.5004 (2020年03月21日発行) P.30 白木公康 (千里金蘭大学副学長,富山大学名誉教授(医学部)) 木場隼人 (金沢大学附属病院呼吸器内科) 登録日: 2020-03-18 最終更新日: 2020-03-18 しらき きみやす:1977年阪大卒。2013年富山大学医学部学科長,2019年4月から現職。専門は臨床ウイルス学。新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補に挙がっている抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(商品名:アビガン)を開発 No.5005 緊急寄稿(2)COVID-19治療候補薬アビガンの特徴 No.5006 緊急寄稿(3)COVID-19を含むウイルス感染症と抗ウイルス薬の作用の特徴 No.5036 緊急寄稿(4)新型コロナウイルス感染症(COVI

                              • ANCA関連血管炎における間質性肺炎合併は予後不良 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                ANCA関連血管炎には、地域性や人種差があることが知られています。 ANCA関連血管炎の発症率は国ごとに地域性があり、日本はMPAが多い 「ANCA関連血管炎の地域性は?日本とイギリスの違い」 ANCA関連血管炎に関してはこちらの記事もご覧ください。 2015年に報告された日本人における多施設コホート研究から、ANCA関連血管炎の肺病変合併の頻度、その予後への影響が明らかとなりました。 Hirayama K, et al. Pulmonary involvements of anti-neutrophil cytoplasmic autoantibody-associated renal vasculitis in Japan. Nephrol Dial Transplant 2015;30 Suppl 1:i83–93. 結果 対象:急速進行性糸球体腎炎(RPGN)合併のANCA関連血管

                                  ANCA関連血管炎における間質性肺炎合併は予後不良 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                • 急性増悪の発症頻度と90日死亡率 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                  2020年に約1000例のデータを用いて、特発性肺線維症(IPF)とIPF以外の間質性肺炎での、急性増悪の発症頻度と予後を調べた研究が、日本の単施設から報告されました。 Suzuki A, et al. Acute exacerbations of fibrotic interstitial lung diseases. Respirology 2020;25:525–34. 対象の疾患 対象は間質性肺炎の患者1019例 特発性肺線維症(IPF):462例 その他間質性肺炎:557例 非特異性間質性肺炎(NSIP):22例 過敏性肺炎(CHP):29例 膠原病に伴う間質性肺炎:205例 分類不能型間質性肺炎:301例 結果①:急性増悪の発症率 急性増悪の発症率 特発性肺線維症:8.38/100人年 その他間質性肺炎:3.21/100人年 非特異性間質性肺炎(NSIP):1.77/100人年

                                    急性増悪の発症頻度と90日死亡率 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                  • ANCA関連血管炎、特に画像UIPパターンは予後不良 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                    ANCA関連血管炎の再燃、画像パターンに関する研究が、フランスの血管炎グループから報告されました。 Maillet T, et al. Usual interstitial pneumonia in ANCA-associated vasculitis: A poor prognostic factor. J Autoimmun 2020;106:102338. 結果 ANCA関連血管炎において、間質性肺炎合併の有無で再燃までの期間は変わらない。 画像UIPパターンは予後不良な経過をたどり、多変量解析でも予後不良因子であった。 <まとめ> ANCA関連血管炎では、間質性肺炎は注意すべき合併症であるが、特に画像UIPパターンは予後不良である。 クリックお願いします!

                                      ANCA関連血管炎、特に画像UIPパターンは予後不良 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                    • 【保存版】間質性肺炎ってどんな病気?概要を詳しく解説します - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                      この記事では、間質性肺炎についての基本的な情報をまとめまています。 とても難しい病気ではありますが、なるべくわかりやすく説明しますので、ぜひご覧ください。ちょっと長いですが、下のもくじから少しずつご覧いただけましたら嬉しく思います。 (最終アップデート:2022年04月02日) 間質性肺炎の概論 ○○肺炎とは? 間質性肺炎の間質とは? 肺が硬くなる?肺の線維化? 間質性肺炎の原因 間質性肺炎の主な症状 咳 動いた時の息切れ 修正MRC息切れスケール質問票 間質性肺炎の問診と診察 問診 身体診察 聴診 ばち指 膠原病に伴う全身症状 間質性肺炎の検査 血液検査 動脈血液ガス検査 画像検査 胸部レントゲン写真 胸部CT検査 肺機能検査 6分間歩行試験 気管支鏡検査 ビデオ補助胸腔鏡手術(VATS) 間質性肺炎の診断までの流れ 間質性肺炎の分類 間質性肺炎の概論 ○○肺炎とは? 〇〇肺炎といっても

                                        【保存版】間質性肺炎ってどんな病気?概要を詳しく解説します - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                      • COVID-19の重症化を予測する液性因子の同定

                                        2020年9月24日 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 発表者 杉山真也(国立国際医療研究センター 研究所 ゲノム医科学プロジェクト 副プロジェクト長) 木下典子(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター医師) 大曲貴夫(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター長) 溝上雅史(国立国際医療研究センター 研究所 ゲノム医科学プロジェクト プロジェクト長) 発表のポイント COVID-19の重症・重篤化へ至る患者は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した初期から、血液中のCCL17※1濃度が基準値以下になることがわかりました。 重症・重篤化する患者は、その重症化の数日前に、インターフェロンラムダ3(IFN-λ3※2)、CXCL9※3、IP-10※4、IL-6※5が高値を示すことが明らかになりました。 感染初期にCCL17値で重症・重篤化しうる患者を囲い込

                                          COVID-19の重症化を予測する液性因子の同定
                                        • 「PF-ILDと診断した後も肺機能は低下する(PROGRESS試験)」 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                          間質性肺炎の一部では進行性に線維化が悪化する一群が存在します。 日本ではPF-ILDとして認識され、2019年にはPF-ILDに対して抗線維化薬であるニンテダニブ(商品名:オフェブ)の有効性が報告されました。 PF-ILDに関しては以下の記事もご覧ください。 2021年にフランスのグループからこのPF-ILDを満たした165例の研究が報告されています(PROGRESS試験)。 Nasser M, et al. Progressive fibrosing interstitial lung disease: a clinical cohort (the PROGRESS study). Eur Respir J 2021;57. 対象 PF-ILDを満たした165例の特発性肺線維症(IPF)以外の線維化性間質性肺炎 CHP 8.5% (n=14), IIP 7.3% (n=12), UC-I

                                            「PF-ILDと診断した後も肺機能は低下する(PROGRESS試験)」 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                          • 肺病変合併のシェーグレン症候群の予後 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                            シェーグレン症候群の間質性肺炎の合併については、昨日の記事でまとめさせていただきました。詳しくは以下の記事をご覧ください。 それでは、シェーグレン症候群に伴う間質性肺炎の予後はどのような報告があるのでしょうか。 シェーグレン症候群と肺病変合併の予後 2013年にはノルウェーから200例を超えるコホートで研究が行われました。 Palm O, et al. Clinical pulmonary involvement in primary Sjogren’s syndrome: prevalence, quality of life and mortality--a retrospective study based on registry data. Rheumatology 2013;52:173–9 対象は、1999年から2010年にノルウェーの膠原病・血管炎コホート(NOSVAR)に登

                                              肺病変合併のシェーグレン症候群の予後 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                            • PF-ILDの実臨床データ(PROGRESS試験) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                              進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)におけるオフェブの有効性と安全性が報告されました。この重要な試験であるINBUILD試験に関しては、以下の記事をご覧ください。 このPF-ILDは現在間質性肺炎の領域で脚光を浴びている重要な概念ですが、まだ実臨床でのデータは不足しています。 2021年2月に実臨床におけるPF-ILDの臨床像がフランスから報告されました(PROGRESS試験)。 Nasser M, et al. Progressive fibrosing interstitial lung disease: a clinical cohort (the PROGRESS study). Eur Respir J 2021;57. 対象患者の背景 フランスの実臨床におけるPF-ILDを示した165名の間質性肺炎の患者 年齢は61歳、57%が女性、努力肺活量(FVC)は74% 抗線

                                                PF-ILDの実臨床データ(PROGRESS試験) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                              • IPFの急性増悪に対するリコンビナントトロンボモジュリンの効果 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                特発性肺線維症(IPF)の急性増悪に対するリコンビナントトロンボモジュリン(商品名:リコモジュリン)についての報告です。有効性が乏しいとする結果でしたが、何より世界で初めて急性増悪に対するランダム化二重盲検プラセボ対照試験を日本で行えたことが大変すばらしいと思います。 Kondoh Y, et al. Thrombomodulin Alfa for Acute Exacerbation of Idiopathic Pulmonary Fibrosis. A Randomized, Double-Blind Placebo-controlled Trial. Am J Respir Crit Care Med 2020;201:1110–9. 背景 特発性肺線維症の経過中に発症する急性増悪は予後不良である。 急性増悪の病態には、凝固異常と内皮障害が関与しているといわれているが、リコンビナント

                                                  IPFの急性増悪に対するリコンビナントトロンボモジュリンの効果 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                • 今週の記事まとめ(2021/07/12-2021/07/17) - 呼吸器専門医の間質性肺炎ブログ

                                                  いつもお読みいただき有難うございます。 それでは、今週の記事のまとめです。 今週は、新型コロナ回復後の変化を中心に4つの記事を掲載しています。 「新型コロナ退院後の間質性肺炎:ステロイド治療が有効な一群(イギリス)」 「新型コロナ退院1年後の経過(スペイン)」 「新型コロナ回復後の変化(症例報告)」 「新型コロナによる急激な肺の線維化(症例報告)」 またANCA関連血管炎の治療における低用量ステロイドとリツキシマブ併用療法の可能性と、日本最大の皮膚筋炎/多発性筋炎のコホート(JAMIコホート)から「皮膚筋炎/多発性筋炎に伴う間質性肺炎の予後予測モデル」についての研究結果を掲載させていただきました。 ぜひ一度お読みいただけましたら幸いです。 来週からも引き続きよろしくお願いします。

                                                    今週の記事まとめ(2021/07/12-2021/07/17) - 呼吸器専門医の間質性肺炎ブログ
                                                  • 【速報】志村けんに衝撃事実か…5chに医師が降臨して爆弾発言… : NEWSまとめもりー|2chまとめブログ

                                                    【速報】志村けんに衝撃事実か…5chに医師が降臨して爆弾発言… 話題記事(外部) 【衝撃の急展開】性被害を告発したあの女優が死去…遺族が報告「永眠いたしました」 【訃報】渋谷のピンク系サロンが摘発 → 店内がやばすぎwwwwwwwwwwww 【FRIDAY砲】松本人志さん、ガチのマヂで終了・・・・・・・・ 【超衝撃画像】腐乱死体で発見されたニコ生主 → 最後の生配信がヤバすぎた・・・ 【流出】早朝に佐藤健のマンションから出てくる吉岡里帆の顔がこちらですwwwwwww(画像あり) 【日本人驚愕】死亡した細木数子さん、トンデモナイ事実が判明する・・・!!!!!! 【訃報】液体のような物をかけられた中学生が死亡 → その液体が!!!・・・ 【悲報】一般市民になった小室眞子さま、人生最大の屈辱を味わってしまう・・・(※衝撃画像あり) 【衝撃映像】 足立梨花さん、ベッド動画流出!!!wwwwwwww

                                                      【速報】志村けんに衝撃事実か…5chに医師が降臨して爆弾発言… : NEWSまとめもりー|2chまとめブログ
                                                    • 急性増悪の予後とACP(アドバンス・ケア・プランニング) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                      急性増悪の治療には、現時点で有効性の確立した治療法はありませんが、日本ではステロイドパルス療法や免疫抑制剤の治療が行われることは多いです。 急性増悪発症後の予後は極めて不良であり、2016年に発行された特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き 改訂第3版を参考にすると、 平均生存期間は1.3か月 死亡率50%程度 といわれています。 また、2020年に日本から報告されたリコモジュリン®の治験の結果では、90日生存率は81%の結果でしたが、対象はあくまで治験参加者であり注意は必要です。 急性増悪では、多くの患者さんが呼吸不全を呈します。通常の酸素投与では不十分なことも多く、その際には人工呼吸器管理の適応を考えなければなりません。 しかし、特発性肺線維症(IPF)患者の呼吸不全に対する人工呼吸器管理に関して、国際ガイドラインでは、 「人工呼吸器管理は大多数の患者に対しては決して勧められないが、少数

                                                        急性増悪の予後とACP(アドバンス・ケア・プランニング) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                      • 小細胞肺癌の抗がん剤治療をどのラインまで行っているか - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                        今日は小細胞肺癌に関しての報告です。 肺癌には大きく小細胞肺癌と非小細胞肺癌がありますが、特に小細胞肺癌では治療効果も限定的で、再発も多く、予後が不良であることがわかっています。 この小細胞肺癌、特に抗がん剤治療を行った進展型小細胞肺癌に対してどのラインまで治療をおこなうか、世界各国の実臨床データをまとめた研究が報告されました。 DiBonaventura MD, et al. Adherence to recommended clinical guidelines in extensive disease small-cell lung cancer across the US, Europe, and Japan. Ther Clin Risk Manag 2019;15:355–66. (図. 進展型小細胞肺癌に対する各国の最終治療ライン。文献より引用掲載) 上手の縦軸は実数で、各国

                                                          小細胞肺癌の抗がん剤治療をどのラインまで行っているか - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                        • IPFの急性増悪か他の原因による急性呼吸不全かの鑑別は非常に重要である - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                          特発性肺線維症の患者では、急性増悪を発症することが知られていますが、急性増悪に類似した病態として肺炎などに伴う急性呼吸不全があります。その両者の鑑別が大変重要であることを述べた研究が日本から報告されています。 Teramachi R, et al. Outcomes with newly proposed classification of acute respiratory deterioration in idiopathic pulmonary fibrosis. Respir Med 2018;143:147–52. 背景 呼吸器関連の入院、特に特発性肺線維症(IPF)の急性増悪(AE)は、IPF患者においてよく認め、死亡率の上昇と関連していることがわかっている。 研究目的:新たに提案された入院患者におけるARD(acute respiratory deterioration)とA

                                                            IPFの急性増悪か他の原因による急性呼吸不全かの鑑別は非常に重要である - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                          • 急性増悪の発症危険因子と長期予後とは - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                            急性増悪は特発性肺線維症(IPF)で報告され、2016年には国際ワーキンググループからその定義や診断基準の改定案が報告されました。 しかし、IPF以外の間質性肺炎でのその頻度や予後はわかっていません。 2020年にIPFとIPF以外の間質性肺炎との、急性増悪の頻度と予後を調べた研究が日本の単施設から報告されました。 Suzuki A, et al. Acute exacerbations of fibrotic interstitial lung diseases. Respirology 2020;25:525–34. 本日は前回の続きの報告です。前回の記事をまだお読みいただいていない方は、以下のリンクからご覧ください。 急性増悪発症のリスク因子 特発性肺線維症(IPF)であること(vs IPF, HR 0.453) 肺機能が悪いこと 努力肺活量(FVC)低値(per10%, HR 0.

                                                              急性増悪の発症危険因子と長期予後とは - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                            • 今週の記事まとめ(2021/11/29-2021/12/04) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                              いつもお読みいただき有難うございます。 今週は以下のような内容で報告させていただきました。もう12月ですね、早いもので2021年も最終月となりました! 症状やQOLの質問票:CAT(COPDアセスメントテスト) CATはIPFでも有用な質問票である 過敏性肺炎の重要な検査である「イムノキャップ 特異的IgG鳥」が保険適応になりました 鳥関連抗体の診断における感度、特異度は? 特発性肺線維症(IPF)における息切れと低酸素は予後不良 来週からも引き続きよろしくお願いします。 クリックお願いします!

                                                                今週の記事まとめ(2021/11/29-2021/12/04) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                              • 特発性肺線維症における過敏性肺炎ガイドライン2020 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                                過敏性肺炎の診断基準が2020年に報告されましたが、その診断基準をどのように臨床の現場で用いていくかはまだまだ議論の余地があります。 過敏性肺炎の診断基準に関しては以下の記事をご覧ください。 この過敏性肺炎のガイドラインについて、日本から外科的肺生検を施行した280例の研究が報告がされました。 Takei R, et al. New Guideline Diagnosis of Fibrotic Hypersensitivity Pneumonitis in Idiopathic Pulmonary Fibrosis. Am J Respir Crit Care Med 2021. 過敏性肺炎ガイドラインで過敏性肺炎と診断した95例のうち、特発性肺線維症(IPF)と診断されていた症例は42例(44%)でした。 また反対に、特発性肺線維症(IPF)の137例うち、過敏性肺炎ガイドラインで過敏

                                                                  特発性肺線維症における過敏性肺炎ガイドライン2020 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                                • 過敏性肺炎の有病率と罹患率(アメリカの保険請求データベース) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                                  過敏性肺炎は、微生物、真菌、動物由来のタンパク、無機物などの抗原を繰り返し吸入することで生じる間質性肺炎であり、主にⅢ型、Ⅳ型アレルギーが原因と考えられています。 過敏性肺炎の治療では、その抗原からの回避がとても大切で、抗原が不明なものは予後不良と報告されています。 過敏性肺炎の有病率、罹患率について、2004年から2013年のアメリカの保険請求データベースを用いた研究が2018年に報告されました。 Fernández Pérez ER, et al. Epidemiology of Hypersensitivity Pneumonitis among an Insured Population in the United States: A Claims-based Cohort Analysis. Ann Am Thorac Soc 2018;15:460–9. 過敏性肺炎の1年間の有

                                                                    過敏性肺炎の有病率と罹患率(アメリカの保険請求データベース) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                                  • 特発性肺線維症における画像所見と予後との関係 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                                    2008年に日本から報告された研究ですが、特発性肺線維症の患者における画像所見についてまとめたとても重要な研究ですのでご報告します。 Sumikawa H, et al. Computed tomography findings in pathological usual interstitial pneumonia: relationship to survival. Am J Respir Crit Care Med 2008;177:433–9. 背景 特発性肺線維症(IPF)は、胸部CT検査で典型的な通常型間質性肺炎(UIP)の所見を認める場合と、非特異性間質性肺炎(NSIP)でしばしば見られるような非特異的または非典型的な所見を示す場合がある。 研究の目的:IPFの胸部高分解能CT(HRCT)を再確認し、CT所見と死亡率の相関を明らかにすること。 方法 組織学的にUIPと診断され

                                                                      特発性肺線維症における画像所見と予後との関係 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                                    • 今週の記事まとめ(2021/07/19-2021/07/24) - 呼吸器専門医の間質性肺炎ブログ

                                                                      いつもお読みいただき有難うございます。 今週は、過敏性肺炎を中心に6つの記事を掲載しています。 特発性肺線維症との鑑別を含め、 どのように過敏性肺炎を診断していくかは今後の課題です。 それでは、今週の記事のまとめです。 「過敏性肺炎の有病率と罹患率(アメリカの保険請求データベース)」 「過敏性肺炎では抗原が不明なことは予後不良因子である」 「UIPパターンを伴う過敏性肺炎と特発性肺線維症のCT所見の比較」 「特発性肺線維症のうち約40%が過敏性肺炎の可能性」 「過敏性肺炎は2か所以上の外科的肺生検が診断に有用」 また「特発性肺線維症(IPF)の予後バイオマーカーとしての単球数」も掲載しています。 ぜひ一度お読みいただけましたら幸いです。 来週からも引き続きよろしくお願いします。

                                                                        今週の記事まとめ(2021/07/19-2021/07/24) - 呼吸器専門医の間質性肺炎ブログ
                                                                      • 肺炎によるARDSの早期・晩期死亡の関連因子とは - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                                        肺炎をきっかけに両側の肺に影が出現し重度の呼吸不全を呈することがあります。このような病態を急性呼吸窮迫症候群(ARDS; acute respiratory distress syndrome)と呼びますが、どのような臨床的な因子が予後と関連があるのか、まだあまりわかっていません。そこに言及した報告が日本から2021年に報告されました。 Ichikado K, et al. Clinical phenotypes from fatal cases of acute respiratory distress syndrome caused by pneumonia. Sci Rep 2021;11:20051. 背景 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の致死的転帰を予測する客観的な臨床的特徴や予後因子は、ベルリン定義が発表されて以来、報告されていない。 研究の目的:肺炎による致死性ARDSの2つ

                                                                          肺炎によるARDSの早期・晩期死亡の関連因子とは - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                                        • 進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)の頻度は?(国際アンケート調査) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                                          様々な間質性肺炎で、ある一定の割合で線維化が悪化し、予後不良な経過をたどる一群が存在し、これらを進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD;progressive fibrosing interstitial lung disease)と呼ぶようになりました。 この一群の患者さんに対して、抗線維化薬であるニンテダニブ(オフェブ)の有効性が報告され、保険診療として使用できるようになりました。実際の試験の概要に関しては以下の記事もご覧ください▼▼▼ ではこのような進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)を満たす患者さんがどの程度存在するのか。2017年に国際的なアンケート調査が行われました。 Wijsenbeek M, et al. Progressive fibrosing interstitial lung diseases: current practice in diagnos

                                                                            進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)の頻度は?(国際アンケート調査) - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                                          • 特発性肺線維症(IPF)における息切れと低酸素は予後不良 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ

                                                                            特発性肺線維症(IPF)では、労作時の息苦しさを自覚したり酸素が下がることがあります。息苦しさを表す指標としてはmMRC質問票が用いられます。 mMRC質問票に関しては以下の記事をご覧ください。 2010年には、93例の特発性肺線維症患者(IPF)を対象にした日本の単施設の研究で、修正MRC質問票の点数と6分間歩行試験での酸素の値が、IPFで予後因子であることが報告されました。 Nishiyama O, et al. A simple assessment of dyspnoea as a prognostic indicator in idiopathic pulmonary fibrosis. Eur Respir J 2010;36:1067–72 特発性肺線維症(IPF)におけるmMRC質問票のスコア、6分間報試験での低酸素の有無で層別化した生存曲線は以下の通りです。 上図. 生存

                                                                              特発性肺線維症(IPF)における息切れと低酸素は予後不良 - 呼吸器内科専門医の間質性肺炎ブログ
                                                                            • 東北大発ベンチャーが開発した肺疾患治療薬候補「RS5614」の有能性 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                                                              東北大学発ベンチャーのレナサイエンス(東京都中央区、内藤幸嗣社長)は、京都大学と特発性間質性肺炎の急性増悪を対象とした共同研究の契約を結んだ。レナサイエンスが開発したプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1(PAI―1)阻害薬「RS5614」について、臨床試験を視野に入れて有効性と安全性を検討する。 特発性間質性肺炎は肺組織の炎症や線維化が特徴の肺疾患で、呼吸困難などの症状を引き起こす。特発性間質性肺炎の急性増悪は、同疾患患者の死亡原因の約40%を占めるなど、予後が悪い。 RS5614は非臨床試験において、血栓や炎症、線維化を抑制する作用が明らかになっており、間質性肺炎に有効な可能性がある。すでに新型コロナウイルスによる肺傷害について、東北大学など国内20の大学や医療機関と共同で医師主導の臨床試験(治験)を実施するなど、開発が進んでいる。

                                                                                東北大発ベンチャーが開発した肺疾患治療薬候補「RS5614」の有能性 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                                                              • 新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(1月23日):性急な5類への引き下げはすべきではない - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

                                                                                今回のキーワードは,二価ワクチンは接種後70日までの入院率および死亡率を顕著に低下させる,マウスモデルにおける脳へのウイルス血行感染はワクチン接種で抑制できる,上気道からSARS-CoV-2ウイルスのクリアランスが遅い場合にbrain fogが生じる,PCR陰性になってもウイルスはかなり長期に肺の特定の細胞で持続感染している,軽症感染後の後遺症のうち1年以内に消失するものとしないものがある,long COVIDの6つの病態機序と小児long COVIDの特徴,COVID-19認知症の機序として海馬歯状回の神経細胞の新生・成熟障害が示唆される,COVID-19頭痛の3タイプとその病態・意義,です. 政府はCOVID-19の感染症法上の位置付けを2類相当から5類へ変更し,また屋内でのマスク着用原則の廃止も検討しています.全面緩和を急ぐ背景には,防衛費や子ども予算の増額を控える中,100兆円超を

                                                                                  新型コロナウイルス感染症COVID-19:最新エビデンスの紹介(1月23日):性急な5類への引き下げはすべきではない - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
                                                                                1