前向きな解決策を 3月12日、日本テレビの朝の情報番組『スッキリ』において、アイヌ民族に対する差別表現が放送された。それは番組後半で、Huluで配信されるアイヌ民族の女性を取り上げた短編ドキュメンタリーを紹介する短いコーナーでのことだった。芸人が「謎かけ」として行った発言が、長らくアイヌ民族に向けられた差別表現だった。 当該芸人はそれが差別表現であることを知らず、週明けの月曜日(15日)に謝罪したMCの加藤浩次氏も北海道出身ながら知らなかったと述べている。番組では、レギュラーコメンテーターの橋本五郎氏(読売新聞特別編集員)がアイヌ民族に関する本を紹介しながら、先住民への差別問題を解説した。そして、現在も『スッキリ』のホームページには「お詫び」が掲示されている(ただし「差別表現」ではなく「不適切な表現」とされている)。 無論のことこの差別表現は問題外であり、当該芸人や『スッキリ』側に弁解の余