愛憎ブロマンス探索ホラーADV『さいはて駅』が無料で配信開始。「さいはて駅」で偶然再会した二人の男性の共依存と倒錯的な愛を描く ボタンひとつでロボットが部屋を掃除してくれ、コンビニバイトに代わりに行ってくれ、電気代や通信費などの支払いも勝手にやってくれる。そのあいだに私たちは勉学に勤しむなり、創作活動に打ち込むなり、あるいは秋の紅葉なんか見に行ったりするのだ。すてきではないか。 と、いうのはあきらかに作家の言い分である。村上春樹はかつて、芸術は奴隷制がなければ成り立たないと宣言し、「夜中の3時に寝静まった台所の冷蔵庫を漁るような人間には、それだけの文章しか書くことはできない。そして、それが僕だ」と凄絶な告白を行った。(『風の歌を聴け』、1979年) こういう人間にとって問題にされているのは、人間が自分の限界といかに戦ったか、の一点のみである。自分のための菜園を耕すように、私は文章を書く。そ