この記事では、昭和21年1月1日に発布された、いわゆる「天皇の人間宣言」について解説します。 以前当ブログで書いた『「耐え難きを耐え」しか知らない方のための玉音放送講座』が地味に伸びていて、昭和天皇スキーな私ブログ主としては、第2弾をやりたいとずっと思っておりました。 天皇の人間宣言は、そのタイトル通り「私は神じゃない」という内容であると取られることが多いんですけど、実は言いたいところはそこじゃない!というのが終戦の詔書と共通しています。 で、本来なら発布された1月1日にやるべかな…と思っていたのですが、機会を逸してしまい、この記事を書いている段階で春間近なんですけど、ちょっと書いてみようかなと思います。 まずは、現代語訳から見ていこう ここに新年を迎える。顧みると、明治天皇は明治の初め国是として五箇条の御誓文をお示しになられた。それによると、 一、広く議論をし、多くの事を世論に従い決めな