東急と東急バス(東京・目黒)は、東急沿線の多摩田園都市エリアで自動運転バスの実証実験を始める。まず横浜市青葉区の「すすき野団地」周辺の公道で13~15日に技術的な走行実験をし、2023年2~3月ごろに地域住民などを対象にした試乗会を開く予定だ。同地域は坂が多く、高齢者住民も多い。新たな移動サービスの展開が可能か検証する。運行は東急バスが主体で、
「多摩田園都市」はなぜ多摩ニュータウンに圧勝したのか? 人口60万人規模に大成長、カギは「電車を作って → 人を集めた」だった 多摩ニュータウンと多摩田園都市は一見共通点が多いのに、結果としては明暗が分かれる形となった。多摩ニュータウンの歴史を中心に紹介した前回記事(2023年3月19日配信「多摩ニュータウンはなぜ「人口20万人」にとどまったのか? “陸の孤島”から始まった苦難の道をご存じか」)に続く本記事では、多摩田園都市の歴史を中心に解説する。 ※ ※ ※ 東急グループの事実上の創業者である五島慶太は、戦後になって東急東横線と小田急線の間の、川崎市北西部・横浜市北部の開発を構想した。早くも1953(昭和28)年1月に「城西南地区開発趣意書」を発表、これが多摩田園都市のはじまりとなった。 この地域は戦前から横浜市と川崎市に編入されていたが、交通が不便で開発が遅れ、当時は(現在ならば差別的
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