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  • 🌿大弐三位(58番) 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする🍃 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

    🌿大弐三位(58番)後拾遺集 恋二・709 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする🍃 〜有馬山の近くの猪名(いな)にある、 笹原に生える笹の葉が そよそよと音をたてる。 まったく、そよ(そうですよ) どうしてあなたのことを 忘れたりするものですか。 🌸大弐三位🌸 だいにのさんみ(999~?) 紫式部の娘、藤原賢子(ふじわらのかたこ) 母の紫式部同様、一条天皇の中宮彰子に仕え、 越後弁(えちごのべん)と呼ばれていた。 16歳の時に母は他界、 その後藤原兼隆の妻となる。 後に後冷泉天皇の乳母(めのと)となり、 30代半ばに 太宰大弐正三位・高階成章(たかしなのしげあきら)と 結婚したので、 大弐三位と呼ばれました この歌に詠まれた伊那の笹原の草花を見ることができるのが こちらの伊那の笹原モデル園です。 上より引用🌿 歴史的資料や植生調査などから、「猪名の笹原」はスス

      🌿大弐三位(58番) 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする🍃 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
    • 【源氏物語第513 第15帖 澪標13】末摘花の叔母の夫が九州の大弐に任命された。任地に旅立つ時、叔母は末摘花を伴って行きたがった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

      そのうちに叔母の夫が九州の大弐《だいに》に任命された。 娘たちをそれぞれ結婚させておいて、 夫婦で任地へ立とうとする時にもまだ叔母は女王を伴って行きたがって、 「遠方へ行くことになりますと、 あなたが心細い暮らしをしておいでになるのを 捨てておくことが気になってなりません。 ただ今までもお構いはしませんでしたが、 近い所にいるうちはいつでもお力になれる自信がありましたので」 と体裁よく言《こと》づてて誘いかけるのも、 女王が聞き入れないから、 「まあ憎らしい。いばっていらっしゃる。 自分だけはえらいつもりでも、 あの藪《やぶ》の中の人を大将さんだって 奥様らしくは扱ってくださらないだろう」 と言ってののしった。 🍃🎼冬待人 written by のる🍃 🌷第15帖 蓬生(よもぎう)のあらすじはこちら↓ 少納言のホームページ 源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧くださ

        【源氏物語第513 第15帖 澪標13】末摘花の叔母の夫が九州の大弐に任命された。任地に旅立つ時、叔母は末摘花を伴って行きたがった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
      • 【源氏物語515 第15帖 蓬生15】大弐の夫人は末摘花を思い上がっているとみている。侍従も大弐の甥との結婚で、自分の意思でなく九州行きに同行することになっていた。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

        大弐の夫人は、私の言ったとおりじゃないか。 どうしてあんな見る影もない人を 源氏の君が奥様の一人だとお思いになるものかね、 仏様だって罪の軽い者ほどよく導いてくださるのだ。 手もつけられないほどの貧乏女でいて、 いばっていて、 宮様や奥さんのいらっしゃった時と同じように 思い上がっているのだから始末が悪いなどと思って いっそう軽蔑《けいべつ》的に末摘花を見た。 「ぜひ決心をして九州へおいでなさい。 世の中が悲しくなる時には、 人は進んでも旅へ出るではありませんか。 田舎とはいやな所のようにお思いになるかしりませんが、 私は受け合ってあなたを楽しくさせます」 口前よく熱心に同行を促すと、 貧乏に飽いた女房などは、 「そうなればいいのに、何のたのむ所もない方が、 どうしてまた意地をお張りになるのだろう」 と言って、末摘花を批難した。 侍従も大弐の甥《おい》のような男の愛人になっていて、 京へ残

          【源氏物語515 第15帖 蓬生15】大弐の夫人は末摘花を思い上がっているとみている。侍従も大弐の甥との結婚で、自分の意思でなく九州行きに同行することになっていた。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
        • 「有馬山 猪名の笹原 風吹けば」 大弐三位 紫式部の娘で、後冷泉天皇の乳母 - 安心感の研究 by 暖淡堂

          百人一首第58番目の歌の作者は大弐三位だいにのさんみ。 「源氏物語」の作者、紫式部の娘です。 今回は大弐三位について紹介します。 大弐三位とは 生年が999年頃、没年は1082年頃とされています。 父は藤原宣孝。母は紫式部。 本名は藤原賢子ふじわらのかたいこ。 母の後を継ぎ、一条天皇中宮彰子に仕え、後冷泉天皇の乳母となりました。 後冷泉天皇の即位の際に従三位に叙せられました。 2024年の大河ドラマは「光る君へ」ですね。 藤原賢子も登場予定。 黒島結菜さんが演じられるとか。 今からとても楽しみです。 時代背景 藤原賢子を主人公とした時代小説があります。 www.jidai-show.net 小説を読むと、時代背景がよくわかるようになります。 楽しみながら、時代の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。 あかね紫 (集英社文庫(日本)) [ 篠 綾子 ] 価格: 748 円楽天で詳細を見る

            「有馬山 猪名の笹原 風吹けば」 大弐三位 紫式部の娘で、後冷泉天皇の乳母 - 安心感の研究 by 暖淡堂
          • 【源氏物語516 第15帖 蓬生16】叔母の大弐の夫人は、なお誘うのであるが、末摘花は一途に源氏を信じている。ただひたすら忍耐し待ち続けているのである。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

            「京へお置きして参ることは気がかりでなりませんから いらっしゃいませ」 と誘うのであるが、 女王の心は なお忘れられた形になっている源氏を頼みにしていた。 どんなに時がたっても 自分の思い出される機会のないわけはない、 あれほど堅い誓いを自分にしてくれた人の心は 変わっていないはずであるが、 自分の運の悪いために捨てられたとも 人からは見られるようなことになっているのであろう、 風の便《たよ》りででも自分の哀れな生活が 源氏の耳にはいればきっと救ってくれるに違いないと、 これはずっと以前から女王の信じているところであって、 邸《やしき》も家も昔に倍した荒廃のしかたではあるが、 部屋の中の道具類をそこばくの金に変えていくようなことは、 源氏の来た時に不都合であるからと忍耐を続けているのである。 気をめいらせて泣いている時のほうが多い末摘花の顔は、 一つの木の実だけを 大事に顔に当てて持ってい

              【源氏物語516 第15帖 蓬生16】叔母の大弐の夫人は、なお誘うのであるが、末摘花は一途に源氏を信じている。ただひたすら忍耐し待ち続けているのである。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
            • 【源氏物語520 第15帖 蓬生20】大弐夫人の叔母は、自分の夫が蔑まれていたことに傷ついていた。でも 案外 自分たちの階級も気楽だと言う。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

              「宮様がおいでになったころ、 私の結婚相手が悪いからって、 交際するのをおきらいになったものですから、 私らもついかけ離れた冷淡なふうになっていましたものの、 それからも こちら様は源氏の大将さんなどと 御結婚をなさるような御幸運でいらっしゃいましたから、 晴れがましくてお出入りもしにくかったのです。 しかし人間世界は幸福なことばかりもありませんからね、 その中でわれわれ階級の者がかえって気楽なんですよ。 及びもない懸隔のあるお家《うち》でしたが、 こちらはお気の毒なことになってしまいまして、 私も心配なんですが、近くにおりますうちは、 何かの場合に力にもなれると思っていましたものの、 遠い所へ出て行くことになりますと、 とてもあなたのことが気になってなりません」 と夫人は言うのであるが、 女王は心の動いたふうもなかった。 少納言のホームページ 源氏物語&古典 syounagon-web

                【源氏物語520 第15帖 蓬生20】大弐夫人の叔母は、自分の夫が蔑まれていたことに傷ついていた。でも 案外 自分たちの階級も気楽だと言う。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
              • 【源氏物語518 第15帖 蓬生18】叔母の大弐の夫人が尋ねてきた。屋敷はさらにひどい荒れよう出会った。応接には侍従が対応した。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                そんなころであるが大弐の夫人が突然訪ねて来た。 平生はそれほど親密にはしていないのであるが、 つれて行きたい心から、 作った女王の衣裳《いしょう》なども持って、 よい車に乗って来た得意な顔の夫人が にわかに常陸の宮邸へ現われたのである。 門をあけさせている時から目にはいってくるものは 荒廃そのもののような寂しい庭であった。 門の扉も安定がなくなっていて倒れたのを、 供の者が立て直したりする騒ぎである。 この草の中にもどこかに三つだけの道は ついているはずであると皆が捜した。 そしてやっと建物の南向きの縁の所へ車を着けた。 きまりの悪い迷惑なことと思いながら女王は 侍従を応接に出した。 煤《すす》けた几帳《きちょう》を押し出しながら 侍従は客と対したのである。 容貌《ようぼう》は以前に比べてよほど衰えていた。 しかしやつれながらもきれいで、 女王の顔に代えたい気がする。 🍂🎼孤影byハシ

                  【源氏物語518 第15帖 蓬生18】叔母の大弐の夫人が尋ねてきた。屋敷はさらにひどい荒れよう出会った。応接には侍従が対応した。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
                • 【源氏物語522 第15帖 蓬生22】泣く泣く侍従は大弐夫人と共に九州に。好意に むくいるものがなかったので、末摘花は自身の美しい髪を鬘にしたものを薫香とともに侍従に贈った。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

                  侍従は名残《なごり》を惜しむ間もなくて、 泣く泣く女王《にょおう》に、 「それでは、今日はあんなにおっしゃいますから、 お送りにだけついてまいります。 あちらがああおっしゃるのももっともですし、 あなた様が行きたく思召《おぼしめ》さないのも 御無理だとは思われませんし、 私は中に立ってつらくてなりませんから」 と言う。 この人までも女王を捨てて行こうとするのを、 恨めしくも悲しくも末摘花は思うのであるが、 引き止めようもなくてただ泣くばかりであった。 形見に与えたい衣服も皆悪くなっていて 長い間のこの人の好意に酬《むく》いる物がなくて、 末摘花は自身の抜け毛を集めて鬘《かずら》にした 九尺ぐらいの髪の美しいのを、 雅味のある箱に入れて、 昔のよい薫香《くんこう》一壺《つぼ》を それにつけて侍従へ贈った。 🪷菊 written by こっけ🪷 🌷第15帖 蓬生(よもぎう)のあらすじはこ

                    【源氏物語522 第15帖 蓬生22】泣く泣く侍従は大弐夫人と共に九州に。好意に むくいるものがなかったので、末摘花は自身の美しい髪を鬘にしたものを薫香とともに侍従に贈った。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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