詩人で童話作家の宮沢賢治が購入した楽器など、「宮沢賢治と音楽」をテーマにした企画展が愛知県大府市で開かれています。 宮沢賢治はクラシック音楽が趣味だったことでも知られていて、農民や友人を集めて演奏会などを開いていたとされています。 会場の大府市歴史民俗資料館ではこうした演奏会のために賢治が購入した楽器のうち、大府市に本社を置くメーカーが製造したものなど、宮沢賢治と音楽にまつわる品、30点が展示されています。 このうち大正時代に購入したとされるビオラには賢治の親友で音楽教員の藤原嘉藤治とその家族のことを示していると推測されるプレートが取り付けられています。 これは今回の企画展の開催に向けて楽器の修理を行っている最中に大府市歴史民俗資料館の職員が初めて見つけたものだということです。 このほか、賢治が農学校で教べんをとっていたころの教え子に贈ったというレコードやバイオリンのケースなども展示されて