福井県坂井市の三国花火大会実行委員会は1月20日、今年8月11日に開催予定だった三国花火大会を休止すると発表した。東京五輪・パラリンピックと開催時期が重なり、十分な警備態勢を確保できないことが理由。東京五輪の影響による花火大会の休止は全国で相次いでいる。 【写真】マナーは大切に…中学生をあ然とさせた花火大会翌朝の会場 三国花火は、来場者が20万人を超える北陸最大規模の花火大会。毎年8月11日に三国サンセットビーチで開催し、昨年で39回を数えた。名物の水中花火や2尺玉など1万発を打ち上げ、2018年には23万5千人の観客を集めた。 東京五輪は7月24日~8月9日、パラリンピックは8月25日~9月6日に開催される。このため、警備や運営スタッフの確保が難しくなり、大会実行委員会は安全面を考慮して休止を決めた。簡易トイレなどレンタル資機材の調達も難しいという。 歩道橋の見物客が転倒し、11人が死亡