「Tcl/Tk」はスクリプト言語「Tcl」とGUIツールキット「Tk」を組み合わせたものです。手軽にGUI画面を持つデスクトップアプリを開発できるため、35年以上、さまざまなツール開発で使われています。今回は、Tcl/Tkについて紹介します。 Tcl/Tkを使うとデスクトップアプリが手軽に開発できる Tcl/Tkとは 「Tcl/Tk」はクロスプラットフォームのスクリプト言語「Tcl」と、Tclのために用意されたGUIツールキットの「Tk」の組合せを指した名称です。1988年にカリフォルニア大学バークレー校のジョン・ケネス・オースターハウト氏が開発しました。 「Tcl」はC言語で書かれたアプリに組み込むための、コマンド言語として開発されました。Tclという名前も、Tool Command Languageに由来しています。言語構造がシンプルで実用的なツールを作ることを目指して設計されています