安倍首相は、安保法制でなぜあんな比喩を使うのか ネトウヨ的に劣化する議論に抗する学者たちの署名運動 三島憲一 大阪大学名誉教授(ドイツ哲学、現代ドイツ政治) 「国賊」も「非=国賊系」も 安倍安保法制への反対運動が北海道から沖縄までそれぞれの地域で、それぞれの層で、それぞれの職業グループで盛り上がっている。 われわれのような大学や研究所に席を置く者たちも、定年退職者も含めて、「安全保障関連法案に反対する学者の会」という名称で署名運動を開始したら、あっという間に大学関係者だけで7月23日現在で1万2000人以上になった。一般の方々らの賛同者も2万5000人を越えた。 発起人にはノーベル物理学賞受賞者の益川敏英氏も入っておられる。活動の中心にあって大活躍されているのは、教育学者として高名な、学習院大学教授の佐藤学氏である。 公開されている署名者名簿を見ると、最初のうちは文化論や社会論を扱う研究者
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