有楽亭助六の色っぽさ NHKのドラマ『昭和元禄落語心中』では落語家の色気を描いている。 しっかり落語家が色っぽい。見事である。 原作の漫画も、男の色気をしっかり描いていて、人気があったとおもうが、ドラマでは山崎育三郎の演じる有楽亭助六がいい。強く色っぽい。 やはり芸人は色気がないと売れない。 第6話で助六は『芝浜』を演じた。 これがよかった。 『芝浜』は落語ダネのなかでも、とくに人気の高い一席で、大晦日が舞台になるために12月に好んで演じられる。たぶん、今日もどこかで誰かが演じているだろう(←12月限定だけど)。 ほぼアルコール依存症だとおもわれる魚屋の主人公が、おかみさんの機転と説得によって酒を断って真面目に働き、立派に生きるという噺である(ちょっと偏った解説ですけど)。 あら筋を書けばわかるように、本来はあまり落語的な演目ではない。しかし人気があるので、いろんな落語家が掛ける。 ドラマ
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