2014年、南米チリ中部において大規模な山火事が発生し、およそ2500棟の家屋が焼失し13人の死亡者を出しました。 その1年後、米アイダホ州で4000ヘクタール以上(東京ドーム約860個分)の面積を焼失させる大規模な山火事が発生します。 いずれも痛ましい大規模な山火事ですが、この2件にはある共通点がありました。 それは山火事の主な原因である、人為的な火入れや放火、落雷、乾燥による自然発火のいずれも当てはまらなかったのです。 では、この山火事はどうやって発生したのでしょうか? 驚いたことに、これらの山火事は電線に接触して感電死した鳥が、火のついた状態で地面に落ち、山火事の火種となっていたのです。 非常に特殊な例と思われる「鳥の感電死」による山火事ですが、米エンジニアリングコンサルタント会社・EDM Internationalは、これが実際どれくらいの頻度で起こっているのか調査研究を行いました
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