韓国・済州島で、市民から提供された食料を分け合うイエメン難民(2018年6月27日撮影)。(c)Chris Jung/NurPhoto 【6月29日 AFP】韓国南部・済州(Jeju)島に、中東イエメンから内戦を逃れた亡命希望者が何百人も到着している事態を受け、韓国政府は29日、難民法を厳格化する方針を発表した。 1950~53年の朝鮮戦争(Korean War)で自国も壊滅的な被害を受けた韓国だが、民族的にはごく均質的な社会であり、これまで難民認定されたのは申請者のほんの一部に限られている。 北朝鮮から韓国に逃れてきた人々、いわゆる脱北者に対しては自動的に市民権が付与される。これに対し、それ以外の国からの亡命希望者は1994年以来4万人を超えているにもかかわらず、審査が完了した事例は半数余り、しかも実際に難民認定されたのはわずか4.1%の839人にとどまっている。 それでも今年に入り、観