審査員は大変---取材先で審査員を見て、いつもそう思っていた。 例えば「全国高等専門学校プログラミングコンテスト」という高専生向けのプログラミングコンテストである。「自由部門」では、その名の通り、自由な発想のもと作られたプログラムを、審査員が審査する。取材で展示を順番に見ていくと、明らかによくできたものもあれば、残念ながらそうでないものもある。大変なのはその先だ。筆者が「よい」と感じるものはどれも、何かしらの問題を技術力で解決している。それらの中で優劣をつけるのは難しい。 筆者もその大変さに直面した。ITproは、Androidアプリケーションの開発コンテスト「Android Application Award 2010 Spring」を主催している。おかげさまで300を超えるご応募をいただき、2010年5月13日にその締め切りを迎えた。そのあと、ご応募いただいたすべてのアプリケーションを
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