新序出世披露が行われ、体格基準撤廃により12年ぶり復活の2次検査で新弟子検査を合格した史上最小兵、身長160センチの琴元村(15=佐渡ケ嶽)ら7人が化粧まわし姿で土俵に上がった。 館内に「琴元村」の名前がアナウンスが流れて立ち上がると、ひときわ大きな歓声と拍手を浴びた。元大関琴奨菊の秀ノ山親方(40)が現役時代につけていた菊の模様入り化粧まわしを締めた。「親方が準備してくれた。自分は内弟子なので。すごく重いです」。引きずらないように少し高い位置でギュッと締め、緊張の面持ちだった。 前相撲で、同期生から“初勝利”を挙げたが「お客さんがいたので違う緊張感があった。まだまだ(国技館の)土俵は緊張する」と心境を明かした。 佐賀・北方小2年時から北方相撲クラブで競技を始め、小4時には福岡・柳川市の大会で優勝。「琴奨菊チーム」の一員として白鵬杯に出場し、技能賞を受賞した経験もある。相撲の取り口としては