この欄で同じ著者による中学生向けの詩の入門書『詩を書くってどんなこと?』(平凡社)を取り上げた。その大人向け、あるいは応用編となる本書もまた心に響く一書だ。 全15章の各章で1人の詩人に焦点を当て ... 記事全文を読む
この欄で同じ著者による中学生向けの詩の入門書『詩を書くってどんなこと?』(平凡社)を取り上げた。その大人向け、あるいは応用編となる本書もまた心に響く一書だ。 全15章の各章で1人の詩人に焦点を当て ... 記事全文を読む
旅行が好きだし、旅行ガイドが好きだ。なんなら旅行しなくてもガイドさえ読んでいればいい。見知らぬ土地のガイドを読みあさり、空想にふけるのは楽しい。 旅行ガイドの目的はあくまでも現地の情報を正確に伝えることだけれど、僕が好きなのはガイドの中でもこういう表現だ。 密林の中に忽然と姿を表すアンコール・ワット。独自の世界観を持つ小宇宙がここにある。 『地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア 2019~2020』より 小宇宙。詩的だ。アンコール・ワットがどこにあるかはGoogleMapを見ればわかるが、アンコール・ワットが小宇宙だという情報は載っていない。それも旅行記や小説ではない、ガイドブックにそう言う表現が載っていることが大事なのだ。 あくまでも客観性が重視される「ガイド」という制約の中で、思わずにじみ出てしまった筆者の主観的な旅の記憶。そういうものに旅情がかき立てられるのである。 特に『地
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