気鋭の若手詩人・黒川隆介が毎回、洋邦/新旧を問わず、気になるアーティストの楽曲を1曲ピックアップし、その歌詞を咀嚼して、アンサーソングならぬ〈アンサーポエム〉を書き下ろすこの連載。6回目に取り上げるのは、中村佳穂の“きっとね!”です。黒川氏が楽曲を浴びた結果生まれたアンサーポエム、ぜひ楽曲を聴きながらお楽しみください。 *Mikiki編集部
機械仕掛けの人形と、音や光が織りなす幻想的な世界を楽しめる「からくり箱」を製作する美術家・ムットーニ(武藤政彦)さんの文学に関連した作品展「ムットーニからくり文学館」が、山口市湯田温泉の中原中也記念館で開かれている。11月24日まで。 記念館の開館25周年記念事業。未来に向け、文学へのさまざまな親しみ方を探る試みとして「文学表現の可能性」をテーマにしている。 展示作品は、中原中也の詩を基にした「サーカス」や、同じく中也の詩をモチーフにした「アトラスの回想」、萩原朔太郎の詩「題のない歌」など七つ。ムットーニさんが詩から想像した世界観に自ら口上を付け、音楽や光と共にストーリーが展開していく、小さな「からくり人形劇場」の魅力に触れられる。
県内の日本詩人クラブ会員・会友5人が、新たな詩誌「立夏(りっか)」を創刊した。代表の桑田窓(そう)さん(49)=佐賀市=は「地域の交流と中央のつながりを両立し、地方と中央の架け橋になりたい」と意気込みを語る。
子供たちに詩の楽しさを伝える「ソラシド運動」が注目されている。「そらで覚えて詩を歌う」ことを願い、名付けられたこの活動。活字離れが加速する今、子供の活字に対する意識を変えるきっかけになると期待が寄せられている。 今夏に、同活動のテキストとして使える「こども詩集 わくわく」が刊行された。子供に人気のある谷川俊太郎さんの「かっぱ」や、童謡の歌詞、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」など、軽快なリズムで楽しく口ずさめる詩が多数掲載されている。 詩集を刊行した童話屋の編集者、田中和雄さんによると、子供だけでなく、祖父母世代からも「孫と読んだ」「昔を思い出す」などの反響があったという。 活動の中心を担う、全国学校図書館協議会の顧問・笠原良郎さんは、「子供に本を読んでもらうには、まず楽しいと思ってもらうことが一番。詩は思わず言葉が口をついて出てくる楽しさがある。詩に親しめば、改めて言葉に親しむきっかけになる」と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く