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2022年8月28日のブックマーク (7件)

  • 【書評】『俳句がよくわかる文法講座 詠む・読むためのヒント』井上泰至・堀切克洋著

    現代の事象を俳句で表現するときに文語を使うべきか。悩んだ経験のある人は多いだろう。そんな人に読んでほしいのが、文語の詩的な豊かさを伝える書だ。 例えば、文語を用いた映画の題名「風と共に去りぬ」を、口語の「風と共に去った」に変更すると奇妙に感じられる理由を説明。文語ならではの多彩な助動詞の魅力を示している。俳句の裾野が広がり、テレビ番組や小中学校などでも詠まれる昨今、ワンランク上の俳句を目指す人にお薦め。

    【書評】『俳句がよくわかる文法講座 詠む・読むためのヒント』井上泰至・堀切克洋著
  • 宇宙言語で書かれた、宇宙人に送る詩集『Signals』 (2022年8月27日) - エキサイトニュース

    世界中の科学者が現在進行形で地球外生命の探査を行っているが、もし当に地球外知的生命体がいたとして、彼らとコミュニケーションをとるにはどうしたら良いのだろうか。 SF作品などの創作の世界では、なぜか触れ合うことでお互いを理解したり、歌や詩が言葉も分からない両者をつないだりするが、もしかしたら何らかの方法で思いを伝えることは可能ではないのか。 ローハンプトン大学のデジタル・メディア上級講師であるリチャード・カーター氏は宇宙人とのコミュニケーションのために人工言語で書かれた詩集『Signals』を発表して話題になっている。 ​>>人類が宇宙でエイリアンを発見できない6つの理由<<​​​ 彼はかねてコード言語やさまざまなデジタル通信方式に常に関心を持ってきたが、1960年に数学者のハンス・フロイデンタールが宇宙人との交流のために考案した「宇宙言語」である「リンコス(Lincos)」に出会い、その

    宇宙言語で書かれた、宇宙人に送る詩集『Signals』 (2022年8月27日) - エキサイトニュース
  • <書評>『沖縄詩人アンソロジー 潮境 第2号』 何かが蘇生する感覚 | 琉球新報

    書は沖縄にかかわる現代詩人たちの詩を多数収録するものである。沖縄の詩の現状についてもアンケート結果が示される。以下、気になった詩を紹介する。 「逆さ寺を見た。伽藍から夥しい怪異が落下して行く」と始まる下地ヒロユキの詩「逆さ寺」は土俗的ともいえる力作である。「伝承にも記されず古文書のほころびから蟲に喰われた。それは蟲祭りの起源だ」というが、どのような祭りなのだろうか。「潮の流れに逆らえない日々は続く。今夜も言葉を失った誰かの夢の通路を逆さ寺は移動して行く」。そんな「逆さ寺」の行く末を見てみたいと思う。 深い谷底に降りる矢口哲男の詩「迷走論」では「見てらっしゃい、夜になると、水が逆流して来るのよ」とささやかれ、実際、その通りになる。「やがて川下から影とともに溢れてきた水が お、お、お!/私たちの足元にも押し寄せてきてを濡らした」。詩を読むとき誰もが、こんな逆流を待っているのではないだろうか

    <書評>『沖縄詩人アンソロジー 潮境 第2号』 何かが蘇生する感覚 | 琉球新報
  • 平和訴える言葉たち 3年ぶり反戦詩朗読会 和歌山 /和歌山 | 毎日新聞

    反戦の詩や絵などを読む「明日をつむぐ朗読会」が、和歌山市西高松1の県立図書館で開かれた。市内で活動する「福山朗読教室」が主催。新型コロナウイルス感染拡大の影響での中止で、開催は3年ぶりとなった。今回、約100人が参加し、平和の意味を再認識した。 代表の福山ひでみさんとメンバー13人が壇上に次々に上がり、被爆直後の広島に生まれた赤ん坊を描いた「生ましめんかな」や、戦没学生の手紙や遺書などを収録した「きけわだつみのこえ」の一部、反戦を訴えた絵などを朗読した。 集団疎開の子どもや動物園の象、家族を失った人たちのその後など、さまざまな立場での戦争の悲劇を描いた作品を取り上げた。メンバーらは場面ごと、抑揚や読む速度などを変えて朗読し、その真に迫る訴求力に、訪れた人たちは静かに聴き入っていた。また、素手でたたく楽器のハンドパンやギター、キーボード、ハーモニカの演奏、「アメイジング・グレイス」「戦争

    平和訴える言葉たち 3年ぶり反戦詩朗読会 和歌山 /和歌山 | 毎日新聞
  • 四元康祐「詩探しの旅」 生と死の二律背反 - 日本経済新聞

    詩を書く時、人は生きていない。時間の外に立って、半ば死者の眼でこの世を見ている。そうでなければ詩は書けない。逆に生きているときは、行為に打ち込んでいるので、詩なんか書いている暇はない。生身の詩人は、誰しもこの二律背反を背負っている。中原中也は生を犠牲にして詩を書いたが、宮沢賢治は農民と共に生きることに賭けた。詩はその抜け殻に過ぎなかった。僕は二兎(にと)を追った。結婚して、子供を育て、会社で

    四元康祐「詩探しの旅」 生と死の二律背反 - 日本経済新聞
  • よみがえる日本現代詩の先駆者 「幻の天才」左川ちかの魅力 | 毎日新聞

    昭和初期、「女であること」とその孤独に向き合い、乗り越えようとした詩人がいた。10代で翻訳と詩作を始め、モダニズム詩壇で活躍するも、24歳で病死した左川(さがわ)ちか(1911~36年)だ。 今春、書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)から刊行された初の全集にはちかが残したすべての詩、散文、書簡、翻訳が収められている。叙情性を排し、硬質ながらも熱を帯びた詩語たちは、長く「幻の天才」として伝説化されてきた詩人の声の輪郭をくっきりと描き、今ここに響かせる。 8月上旬、シンポジウム「左川ちか2022~新たに開かれる詩/モダニズム/世界」が立命館大(京都市)で開かれた。 「読者にとって身近なテキストを届けたい。それが研究の進展と普及につながるのではないかという思いで全集を編みました」。同大人文科学研究所研究員で書の編者、島田龍さんは語った。シンポジウムには日近代詩を研究するエリス俊子さんや英文学者の

    よみがえる日本現代詩の先駆者 「幻の天才」左川ちかの魅力 | 毎日新聞
  • 石垣りんさん100年 未刊の詩325編、1冊に 南伊豆町教委(あなたの静岡新聞) - Yahoo!ニュース

    生誕100年を記念して編まれた未刊詩集。325編が収まった=23日、南伊豆町立図書館内の「石垣りん文学記念室」 伊豆ゆかりの詩人石垣りんさん(1920~2004年)の生誕100年を記念し、南伊豆町教育委員会が、所蔵する未刊の詩325編を収めた詩集を刊行した。生前、近しい人に「未刊詩集を出したい」と希望を伝えていたという石垣さん。“遺言”が成就したとも言える詩集は、県内の図書館で読むことができる。 石垣さんは東京・赤坂生まれ。父親が南伊豆町の出身で、町立図書館の一角には09年、全国からの寄付で「石垣りん文学記念室」が誕生。ボランティアらが未刊詩などを整理してきた。 南伊豆町教委は記念事業として当初、20年に記念式典やノンフィクション作家梯久美子さんの講演会などを計画していたが、新型コロナウイルスの感染が拡大。延期を検討したものの、最終的に中止を決めた。代替として未刊詩集の発刊を思い立ったとい

    石垣りんさん100年 未刊の詩325編、1冊に 南伊豆町教委(あなたの静岡新聞) - Yahoo!ニュース