(中公文庫・1100円) 死を前にした、夢と光と痛みの日々 読んで、楽しい。あとから思うと、いっそう楽しい。 『瘋癲(ふうてん)老人日記』は、谷崎潤一郎(一八八六―一九六五)最晩年の長編。一九六二年、七五歳で刊行。「不良老年」卯木督助(うつぎとくすけ)の日記だ。漢字とカタカナ。読みづらいがすぐなれるので、大丈夫。 督助、七七歳。裕福で教養も豊か。でも体のあちこちの病と痛みに苦しむ、ヨボヨボの老人。今日は「死ヌンヂヤナイカナ」と思う日々。そこに光がさす。
公正な審査の結果、受賞者が決定しましたのでお知らせします。 募集期間 2022年7月1日(金曜日)から11月1日(火曜日)まで 応募総数 部門 応募数
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く