「詩祭」講演と朗読のつどいが15日、南相馬市原町区の市民情報交流センターで開かれた。音楽家の谷川賢作さんが講演し、父で詩人の俊太郎さんとの思い出などを語った。県現代詩人会などの主催。 東日本大震災直後から南相馬市でボランティア活動を行ってきた音楽家の賢作さんが「父俊太郎を語る」と題して講演。「父はアクティブな性格で、アメリカの文化に影響を受けて今まで外車を含め約30台に乗ってきた」と紹介した。幼い頃の思い出として「毎朝、新聞を熟読して母と世界情勢について口論していた」など、家族ならではのエピソードを披露した。 また、物故会員へのインタビュー映像の上映や会員による詩の朗読なども行われた。つどいの市内での開催は震災後初めて。市民ら約70人が来場した。