活字文化に親しむ人々が文学作品を持ち寄る展示・即売会「文学フリマ東京36」が5月21日、東京・大田区の東京流通センターで開かれた。小説、物語、詩、俳句、短歌など多岐にわたる「自分が『文学』と信じるもの」を自ら販売するイベントで、今回は過去最多となる1460を超える出店者が集まった。当日は正午の開場直後から、若者をはじめとする多数のファンが押し寄せ、終了の17時までにぎわった。出店者と一般来場者あわせて約1万1300人が訪れ、これまでで最多の参加者となった。 文学フリマ(一般社団法人文学フリマ事務局主催、望月倫彦代表)は、評論家の大塚英志氏の呼びかけによって2,002年に始まった文学作品の展示・即売会。これまで東京、大阪、名古屋、金沢、福岡、札幌、岩手などで開催されている国内最大級の文学のイベント。 東京では今回で36回目(第30回はコロナ禍のため中止)、全国通算で93回(うち7回はコロナ禍