堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)が12月18日(日)に最終回を迎えるのに先駆け、堺雅人がインタビューに応じた。'15年9月のクランクインから約1年2カ月という長い期間の撮影を終えた心境、最後の戦いに臨む幸村に影響を与えたもの、そして最終回撮影中の堺自身の心の動きまで、余すことなく語ってくれた。 ――まずは、撮影を終えた心境を教えてください。 長い旅行から帰ってきた、という気分に一番近いかもしれません。もちろん、旅が終わるのは寂しいですが、無事に帰れたという喜びや、家族の顔を見たような安堵を感じます。荷ほどきもしないまま近くにラーメンを食べに行くような、ゆっくりした普通の生活をしようと思っています。 ――撮影は長かったですか? 長いは長いですね。1年2カ月にわたる撮影も初めてですし、旅にたとえましたがそれだけ長い期間、旅行した経験もなかったですし…だってそれ、ほとんど失踪で